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レッドスキンズ改名報道で幼い頃のあだ名を想い出した

アメフトNFLのワシントン・レッドスキンズがチーム・スポンサーからの要請を受けて
チーム名の変更することになったとのニュース報道を先日目にしました。
確かに、黒人男性が白人警官に殺害された事件に端を発した世界的な抗議デモや暴動騒ぎがあり
人種差別的な名称に批判の声が強くなったというのは分かりますが、
ボクの率直な感覚としては、「今さら?」という感想です。

ボクがNFLをテレビ観戦するようになった30年ほど前からレッドスキンズはあったし
その時から差別的な名称だと思うのにアメリカで使われているのには何か理由があるのかなと
ただ漠然と思ってました。
まぁチーム名の印象やユニフォームのデザインやチームのプレースタイルからしても
そんなにボクには魅力的に映らなかったので応援するでもなく詳しく知らないチームです。

ということで、今回の報道を機にちょいと調べてみました。


創設は1932年ですが、その時はボストン・ブレーブス(Braves)だったそうです。
その後、翌年1933年にボストン・レッドスキンズに改名したとのことです。
ですからもう87年も使われ続けているチーム名なんですね。

何かインディアンというかアメリカ先住民に由来があったとか
彼らの誇りの証としての命名なのかと思ったら、どうもそうでもないようです。
元々のブレーブズという名はメジャーリーグ(野球)のブレーブスの球場を間借りしていたので
同じブレーブスという名前も借りてきたということだそうです。なにそれって感じです。

翌年に今度はメジャーリーグのレッドソックスの球場に間借りすることになったので
チーム名をレッドスキンズに変えたとのことです。
何でレッドスキンズかというと、元のブレーブスが(インディアンの)勇者という意味なので
アメリカ先住民つながりでレッドスキンズにしたのだそうです。
おそらくレッドソックスとのレッド繋がりもダジャレ的に意識したのかもしれないですね。
ということはまぁなんとも安直な命名であって深い意味なんて全然なかったのですね。

なので、改名時からすでにアメリカ先住民や様々な団体から抗議を受けて
訴訟までされながら今まで改名を頑なに拒んできたようです。
ならば、今さら感はありますが、まぁ改名するのが良いでしょうね。
例え命名時に人種差別的な意図がなかったとしても
受け取る側が不快感や嫌悪感を抱くならそのような言葉は使わない方が良いでしょうから。
一方でその命名に強い由来や誇りの意味があって彼ら自身が支持しているなら
なんでもかんでも「人種差別だ!」と糾弾するのは少し違和感を覚えますね。

 

メジャーリーグのクリーブランド・インディアンスなども改名を検討しているそうですが
吉本のお笑いコンビのインディアンスはどうするのでしょうかね(笑)
こちらのインディアンスも命名の由来はクリーブランド・インディアンスからだそうですし。
まぁ正式な抗議が来たら改名した方がよいのかもしれないですね。
スポーツ・チーム名だけでなく色々な名称でも同じような話になりかねないですから。

そう言えば、昔、ベルトーネのコンセプトカーでナバホ(Navajo)ってのがありました。
マルチェロ・ガンディーニ・デザインのもので正式にはアルファロメオT33ナバホです。
個人的にはカウンタックやストラトスよりこっちの方が断然カッコイイと思ってます。
カウンタックやストラトスもカッコイイし市販車とコンセプトカーを比較するのも反則ですが、
とはいえカウンタックとストラトスを市販車というのも少し無理がありますしね。
それにしても市販車でナバホだったら今どきはひと悶着になっていたかもしれないですね。

と思っていたら、以前にマツダがナバホって車を売っていたんですね。記憶にないですね。
フォード・エクスプローラーの3ドア版のOEMだそうですが
日本でも輸入されていたんですかね。
こんなトラックベースのSUVとイタリアン・スーパーカーが同じ名前なんて洒落にもなりませんね。
なんにしてももう販売してない車で良かったですな。

 

ところで、タイトルに書いたように、このニュースでボクは幼い頃の自分のあだ名を想い出しました。

ボクはかなりのくせ毛・天然パーマであったためにそれをイジられて
(初代)三平(師匠)なんて呼ばれてたこともあります。
まぁ身体的特徴をイジられるのはそれほど気分のいいものではないですが
悪意があって呼ばれているわけでもないので、
こちらも右手を額に当てて「どうもすいません」などとギャグで返したりしてましたけど。
と、今の若い人はなんのことやらさっぱり分からないでしょうが(汗)

同じく天然パーマをイジられて付けられたあだ名が「サンボ」でした。
ボクは色黒というよりどちらかと言えば色白の方でしたし
ちびというほど背が低かったわけではないのですが
もうアフロヘアということだけで「ちびくろサンボ」の「サンボ」ですよ。

これも今の若い人にはなんのことかさっぱり分からないでしょうね。
小さな黒人のサンボが主人公のおとぎ話で、トラがクルクル回ってバターになるトンデモな話です(笑)
当時は小学校の教科書に載っていたんですよね、アフロヘアのサンボの挿絵付きで。
案の定、その後は人種差別的ということで教科書から外れて本の出版も取りやめになったようですが。
それでも今でも入手可能なのかな?

ただ、この記事を書くのにこの「ちびくろサンボ」を調べていて驚きました。
元はインドで書かれた話だったのですね。てっきりアフリカだと思い込んでいました。
なのに、どうしてトラが出てくるのか不思議だったのですがインドなら納得です。
しかも、インドで書かれたのに、アメリカに伝わってそこでアフリカと黒人にすり替わったのだとか。

アメリカ先住民=インディアンもインド人と混同して名付けちゃったとのことなので
やはりアメリカの白人ってのは有色人種は全部いっしょくたで差別・軽蔑の対象なのでしょう。
だから、インドで書かれた「ちびくろサンボ」には人種差別的な意味はまったくなかったとしても
アメリカを経て人種差別的な意味が加えられてしまった以上
もう「ちびくろサンボ」に復権はないのではないでしょうか。

もっとも、ボクらが子どもの頃にはそんな人種差別的うんぬんとか身体的特徴を茶化すなとか
あまりうるさくなかったのですが、
それでも「三平」も「サンボ」もボクのあだ名としてはそれほど定着はしませんでしたね。

 

そして、やはり名字をもじったあだ名が多かったです。
まぁボクはほぼ身バレしてるので本名を知っている人も多いでしょうけど
群馬県ではそんなに難読な名字でもなく地名でもよく知られてますが
子どもの頃に育った愛知県の田舎ではちょっと一般的でない変わった名字でしたから。
一方で下の名前は当時としてはどこにでもあるような感じの名前なので
家族など以外では下の名前で呼ばれることはほとんどなかったですね。

で、その名字をもじったあだ名は
きゅうり、キューリー夫人、りゅうきん(琉金・劉金)ってな感じです(笑)
特に「りゅうきん」は小学生から高校生までずーと定着して日常的に呼ばれてましたね。
高校時代の友人は大学生になってからもずーと「りゅうきん」でしたし。

なお、同級生の女の子で「でめきん」ってあだ名つけられちゃった子がいました。
身体的特徴からそう呼ばれてしまったのですが子どもはつくづく残酷ですね。
さすがにボク(りゅうきん)がその子を「でめきん」と呼ぶことは出来ませんでしたけどね。

 

社会人になってから、会社内・職場内ではほぼ100%名字で呼ばれてました。
ただ、親分とかいう上司が訛っていて“き”が“ち”に聞こえるような呼び方だったので
ある先輩がそれを面白がって親分がいないところでは“ち”にして“ちゃん”付けで呼ばれましたが(汗)
まぁ会社ですから普通はあまり馴れ馴れしくあだ名などで呼ぶなんてことはないですし
もしそうでも、それをアットホームな会社だと喜ぶ気質もボクは持ち合わせていませんでしたから
名字+さん付けで呼ぶのが常識だと思ってましたし、実際そうしていました。

あっ、そうそう会社内ではいちおう「さん付け」が基本という通達になってましたね。
人によってはやたら役職付けて呼びたがる人もいましたが、
ボクは他人を役職付けて呼ぶことも自分が呼ばれることにも嫌悪感を感じてましたから
よほどのことがない限りは名字+さん付けで呼んでました。
よくある名字で被ってしまうような時は下の名前+さん付けの場合もありましたけど。

ということで、今ではボクのことを「りゅうきん」と呼ぶ人もまわりにはいませんから
このブログで使っている「JET」がボクのあだ名・ニックネームということになります。

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