10万円もらったのでこだわりの松・特上麺紀行
特別定額給付金の10万円が振り込まれたので
プチ贅沢な麺紀行としてみました。
今日は一日中曇天でしたので昼間に歩いて行きました。
直射日光はなかったけど意外に蒸し暑かったですね。
「そば処 こだわり」というストレートで臆面のない店名の蕎麦屋さんです(笑)
華蔵寺公園の北、というか昨日行った「京風らーめん はなむら」の隣続きの店です。
お琴の調べのBGMが流れるなど似たような雰囲気の店でもあります。
でもちょっとアレコレいっぱい貼り紙があって上品さには欠ける外観かな(汗)
実はこの店、ボクは以前に訪問したことがあったような気になっていて、
にもかかわらず印象が残っていなかったので
あまり美味しくなかったのかと自分の中で勝手に決めつけていたのですが、
よくよく調べるとJET-LOGの過去記事にもなく撮影したそれらしい画像もなく
どうもまだ行ったことのないお店であるというのが事実のようでした。
というわけで、昨日の今日ですが、明日は雨模様ですから行ってみることにしたわけです。
ここのお蕎麦屋さんは決して高級店というわけではなく安い単品や定食もあるのですが
今日は「(松)【特上】【1日限定10食】そば会席」という税別1500円の
一番高いメニューを頼んでみました。
歩いて行ったし、会席料理ですからお酒を呑むのもいいかなとも思いましたが
まだこの時期、あまりぐでぐでで長居するのも避けたいですから止めておきましょうかね。
まずは蕎麦と天ぷらです。
蕎麦は「特上会席限定の八ヶ岳せいろそば」とのことですが
実は本日に限ってはこの下の梅でも竹でも同じ八ヶ岳せいろそばとのことでした。
今日は端から松と決めていたものの、なんだかちょっと損した気分ですね(汗)
天ぷらは竹が野菜・舞茸なのに対してこの松はえび・いか・舞茸となります。
蕎麦はやや薄緑色の中細のやや平打ちのもので長さはまちまちですが全体的には短めかな。
つるつるではなくややざらつきのある表面の食感で
それていてボソつかずにしっかりコシがあるというちょっと不思議な食感です。
水切りがしっかりしていてむしろ少し放置されて乾き気味のようにもみえますが
香りもしっかりありそれ以上に独特のえぐみがしっかりあるこれまた不思議な風味の蕎麦です。
つけ汁はかなり出汁の香りが強くて味もやや濃いめです。
蕎麦が乾き気味なのでつけ汁が薄まることもなく少しだけつけて食べるのが良いのでしょう。
その意味では喉越しで味わう蕎麦ではなく舌で味わう蕎麦ですかね。
つけ汁が濃くてもそれに負けない蕎麦の個性を感じますし。
天ぷらも含めてこれだけでもかなり満足感のあるランチになります。
次は八ヶ岳産そばおこわ、豆腐、きんぴら(おしんこ)です。
おこわは一粒一粒がもちもちというより全体がふわっともっちりしていて
その中にコリコリ・ブチブチした蕎麦の実がアクセントと香りになっている感じです。
そばおこわって今までほとんど食べたことがなかったのでなかなか新鮮な味わいでした。
その次の可愛いカエルの鍋で出てきたのは、そばがきです。
そばがきの替わりに そばぜんざいを選ぶこともできます。
そういうことらすると甘味としての提供らしくタレはやや甘めの味付けです。
といってもそばがき自体がこれまたざらっとした舌触りと強めのえぐみを伴った
かなり個性的なものですから、これがメインでも落胆しないくらいのものですし、
タレが甘めといってもメインとして、あるいは酒の肴とするには甘めという程度ではあります。
逆にこのそばがきを最初にもってきて辛口の味付けで酒の肴にあてがうのもオツな気もします。
それにしても、ざらっとした中にもっちり感をしっかり感じられるというのは不思議な食感です。
最後は自家製そばアイスとホットコーヒーです。コーヒーはアイスも選べます。
また、竹だとコーヒーかそばアイスかどちらか一方だけの選択となります。
ちなみに、竹は税別1200円ですから巧い値付けだなぁと思いますね。
で、このそばアイス。やっぱり滑らかなな舌触りではなくてちょっとざらっとしてます。
そして、甘さ控えめでほろ苦いです。蕎麦のえぐみがアイスだと苦味と言えるようになります。
コーヒーはさほどこだわりないのかなと思いましたが
そばアイスを食べた後に飲むとこれがまた不思議と
コーヒー独特の苦味が引きたって一層美味しく感じます。
正直、それほど期待してなかったのですが、最初から最後まで不思議と感心させられた
そば会席でした(*^_^*)
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