「もっと赤いたぬき」と「お揚げ2枚赤いきつね」
カップ麺好きなボクですが、それでもカップうどんにはあまり食指が動きません。
うどんの食感ってインスタントで再現するのは難しいのでガッカリすることが多いからです。
でも、ネタ的にちょっと面白そうなものを見つけたので買ってみました(笑)
東洋水産・マルちゃんの期間限定商品
「紅生姜入りの小えび天ぷら もっと赤いたぬき 天うどん 赤緑合戦 赤いきつね勝利記念」です。
赤緑合戦ってボクは知りませんでしたが
マルちゃんの「赤いきつね」と「緑のたぬき」でどちらが旨いかという対決企画のことで、
それで2年連続で「赤いきつね」に軍配が上がったそうで、
それを記念して発売されたのがこのカップ麺ということなのだそうです。
セブンイレブンで税別184円でした。
「赤いきつね」が勝利したので、“もっと赤い”っては分かるんですけど
どうして“きつね”じゃなくて“たぬき”になっちゃったのが意味不明です。
まぁ、きつねのまま油揚げを真っ赤にしても気持ち悪いからなのでしょうが。
というか、そもそも「赤いきつね」ってなんで“赤い”のか意味不明ですね(笑)
それを言ってしまうと「緑のたぬき」もなんで“緑”なのか分かりませんし
そもそも“たぬき”って天ぷら載せじゃなくて天かす(揚げ玉)載せのはずですしね。
あっ、関西では油揚げを載せた蕎麦のことをたぬきって呼ぶんでしたっけ。
※ちょいと調べてみたら、“熱々”イメージとインパクトから「赤いきつね」が決まり、
そのシリーズ品として赤の補色の「緑のたぬき」が生まれたらしいです。
だから、赤・緑、きつね・たぬき、うどん・そばとの関連性に意味はないんですね。
先入れ粉末スープと後入れスパイスが一体化した小袋が入ってます。
かやくは麺と一緒にあらかじめ入っていて、熱湯3分で完成です。
紅生姜と小エビの赤い天ぷらというかかき揚げが象徴的な見た目ですが
おどろおどろしいほどの真っ赤ではなくて違和感はないですね。
ただ、このかき揚げ、すぐにボロボロにほぐれて、スープを吸うので、
かき揚げ天ぷらとして食べることなく天かす状態になってしまいます。
まぁ、それでも生姜とエビの風味はしっかり感じられるのでありがたみはありますけど。
麺はおそらく赤いきつねと同じでしょう。
まったくコシというものがないですが、まぁやはりカップうどんだとこんなものなのでしょう。
なお、スパイスは唐辛子主体ですが、これで真っ赤になるほどではなく、
また特に辛いと感じるほどではなくあくまでも隠し味程度というレベルです。
まぁ、“もっと赤い”といって変な方向に突っ走ることなく
節度をもって美味しさを出しているという意味では良いかなと思いますが
このうどんの食感ではまた食べたいとはならないかなという一杯でした。
で、カップうどんにはこりごりという感じなのに、また別のを買ってしまいましたorz
これも東洋水産・マルちゃんですが「ふっくらお揚げ2枚入り 赤いきつねうどん」です。
こちらはコンビニ限定販売となっていて、ファミリーマートで税込198円でした。
こちらも先入れの粉末スープと後入れの七味唐辛子が一体となった小袋が入ってます。
熱湯3分で完成です。
大判の油揚げ2枚がかなりの存在感を見せつけてくれます。
たぶん、麺は普通の赤いきつねと同じでしょうし、先ほどの赤いたぬきとも同じだと思いますが、
何故だかこちらの方が僅かにコシらしきものを感じられました。
油揚げ2枚で蓋される形になって湯戻し時に高温が保たれた効果なのかも知れません。
あるいは油揚げ2枚から染み出る油分によって適度に麺をコーティングしたからなのか
それとも粉末スープの成分が違うからなのか……といっても決定的な差ではないですけどね。
やはり決定的なのは油揚げですね。
スープの出汁の旨味をしっかり吸い込んでいてこれはなかなか美味しいですね。
しかもそれがこんなに大判で2枚もあるなんて贅沢です。
高級食材じゃないですが、十分に満足感を味わえます。
スープに染み出した油分もスープを円やかにして麺の表面をつるっとさせてくれて
これはとっても美味しいし、少しはうどんらしく感じることができる一杯でした。
結局、「赤いきつね」「緑のたぬき」の対決って、
うどんvs蕎麦というより油揚げvsかき揚げが決め手で勝敗ついてる感じですね。
実店舗の分厚いかき揚げなら別ですが、カップ麺だと油揚げの方が絶対有利ですよね。
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