トヨタ・ヤリスの試乗をしてきました
先日、新型ホンダ・フィットの試乗をしたので今度はヴィッツ……ではなくて
トヨタ・ヤリスに試乗してみることにしました。
ホントは先週の金曜日に近くのディーラーであるネッツ高崎・伊勢崎つなとり店に行ったのですが
試乗車はその日の夜に届くとのことで試乗できずじまいだったのです。
なんだか発表してからまともに生産されて届くまで随分時間がかかってる感じですね、ヤリス。
フィットの発売に時期的に被せて発表だけ急いだというところなんですかね(汗)
そうやってセールスパワーで競合車を潰そうというのがトヨタ流でもありますから……
試乗車の写真を撮り忘れましたが、HYBRID Xという
一番ベースグレードの14インチ・スチールリム装着のハイブリッド仕様車でした。
花粉症っぽい女性のセールスさんが対応してくれて同乗しての試乗です。
運転席に座るなどは以前にしているわけですが
やはりその時の印象と同じく狭くて圧迫感の強い室内ですねぇ。
特にフィットに試乗した印象が残っているのでその対比で余計にそう感じます。
ベースグレードでもシートリフターやチルト&テレスコが付いているので
ドラポジの設定自由度はしっかりあるはずなのですが、
シート下げると潜り込み感が出て上げると頭上の圧迫感が出てしまいますし
テレスコも奥側のストロークが足りずにどうもしっくりくるドラポジになりませんねぇ。
視界もあまり良くないのですが致命的な死角があるわけではなく
また平衡感覚や車両感覚(タイヤの位置が感覚的に分かりやすいか)はきちんてしてるので
この点についてはまぁ及第点かなという感じです。
静粛性などはフィットより劣る感じで全体的にざわざわしてますけど
特定の気になる騒音もなく音質も耳障りではないのでこのクラスとしてはこれで十分かなと。
乗り心地は段差での当たりがマイルドでフィットよりも良い感じですが
ここはグレードによる装着タイヤサイズの違いの影響もあるのかもしれないです。
気になったのは連続的に細かい凹凸でやや振動の減衰が甘くてバネ下が細かに暴れる感じだったこと。
それと、操舵力で直進付近に妙な重さ感があってそこから切り始めると急に抜けたように軽くなるという
おそらく直進の安定感と軽快なハンドリングの演出なんでしょうけど少し不自然な印象です。
ブレーキの感触も踏み始めの微妙なところが渋くてその後急にアシスト(回生ブレーキ?)強めて
これまた少し不自然な印象ですね。
まっ慣れれば特に問題ないでしょうけど、気持ちよくはないですね。
ドライバビリティではモーターのアシスト感がはっきりありますが
これは特に違和感はなくむしろ比較的ツキの良いガソリン車相当で問題はないですし
個人的にはフィットよりもウィヴィットな印象で好みですね。
ただ、パワーモード(パワーは変わらないのに変な名前)だとやり過ぎで違和感ありました。
というわけで、フィットより良い部分もありましたけど総合的にはウーンな感じでした。
ファミリー使いなら断然フィットの方がお奨めだと思いますが
個人的な趣味的なパーソナルカーとしてもちょっと食指が動きませんね。
なお、今回も限られたグレードを限られた時間・交通環境での短時間の試乗ですから
あくまでのボク個人の印象という程度に受けとってもらえればと思います。
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