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「太陽は地球と人類にどう影響を与えているか」を読了

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光文社新書の「太陽は地球と人類にどう影響を与えているか」花岡庸一郎著を読みました。
著者は太陽観測をしている天文学者だそうです。
現在は国立天文台三鷹キャンパスにいるそうで、
そういえばスバル東京事業所の近くに天文台通りという道があったを思い出しました。
まぁそれはどうでもいいことなんですが(汗)

天文関連の本ですがブラックホールなどとは違ってとっても身近な太陽に関する内容の本です。
身近な太陽ですから地球および人類への影響も大きいわけですから
それらについても解説されています。
なので単なる天文の本というだけではないような内容になってます。

あとがきでも著者はこのように書いています。             (以下引用)

 本文で紹介したように、太陽の地球への影響の中には宇宙天気という、今見えている太陽
での爆発がたちまち地球に影響を及ぼすという面と、宇宙気候という、もしかすると100
年単位の時間でようやく影響が見えてくるという面の両方がある。これらのそれぞれの面に
関する地球での現象を扱う研究分野は大きく分かれている。       (中略)
 太陽を研究している者としては、この両面を合わせてお伝えすることはできないかと考えた。
                                  (引用終わり)

ですので、前半は太陽の黒点、フレア、太陽面爆発、コロナ質量放出、磁気嵐など
宇宙天気についてそれらが何でどのようなメカニズムで発生するのか
そしてこれによって地球や人類にどんな影響があるのか
どう対処すべきなのかについて解説されています。

後半では今後の太陽の明るさやX線、また磁場の変動などの宇宙気候について
地球や人類にどんな影響があるかについて述べられています。
ただし、40億年後に太陽が燃え尽きるとかいうスケールではなく
10年後、100年後の太陽活動がどうなるかはまったく予測できないので
過去の太陽活動の変動において地球がどんな影響を受けたかということにとどまってます。
それすらも結局ははっきり分かっていないというのが現実のようです。

ということは、地球温暖化についても何も分かっていないってことなんですよね(笑)
盛んに人間活動のCO2など温室効果ガスが原因なんて知ったかぶりで話がされてますが
それが本当なんていう科学的な決定的証拠は何もないってことですね。
少なくとも人類なんかより太陽活動の変動の方がよほど大きな威力をもっているわけですから。

だからといってボクは温室効果ガス垂れ流しエネルギー浪費するのが良いというわけでもないですが。
ただ、次世代の人類ために地球環境を……とか綺麗ごというよりも
宇宙天気や宇宙気候など太陽の影響の方がよほど備えと覚悟が必要ですねということですね。
もっとも太陽だけでなく巨大地震、大規模火山噴火、隕石衝突なども人類への影響は大ですしね。

 

あっ本の内容紹介から逸脱してしまいましたね。
このようなことを考えさせるという面でも単に知的好奇心を満たすという面でも
両面で楽しめる内容の本でした(笑)

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