プラモ製作(111)童夢・零
フジミ模型の1/24スケールの童夢・零BLACK BODYを作りました。
童夢・零としてはル・マン24時間レースに参戦した
プロトタイプレーシングマシンの童夢・零RLというのもあり
こちらのプラモデルは大昔に作っていてこの記事で紹介しましたが
今回のはレーシングマシンの前に公道向けスーパーカーとして企画された
ショーモデルのプラモデルキットになります。
ただ笑えるのは箱絵の右下にこんなことが書かれているんですよ。
「このプラモデルは架空の仕様です。実際のモデルではありませんのでご了承下さい。」
って、童夢(林みのる代表)に無断でプラモデル化ししたわけでもないでしょうから
架空の仕様とか言っちゃうのはちょっと変かなぁと思いますけどね。
プラモデル化でどの程度デフォルメや簡略化するかはメーカーの裁量の範囲でしょうし。
ところで、この記事を書くのにウィキペディアで童夢・零を調べてたんですが
市販化までこぎつけることが出来なくてクルマとしても事業としても失敗だったのかと思いきや
プラモデルやスーパーカー消しゴムなどのロイヤルティー収入が
現在価値で10億円ほどにもなったというのだからちょっと意外でした。
このプラモデルもそのロイヤリティーの一部になっているということでしょう。
さらに、そんなこともあったので玩具メーカーから次作の要望がでてきて
それが童夢・零RLでのル・マン参戦に繋がっていったそうで、これまたへぇ~でした。
さて、このキットではブラック・ボディと書かれているようにボディーカラーは真っ黒です。
ボクは童夢・零を実車で見たことはありませんしそさほど憧憬の念を抱いたこともないのですが
やはり童夢・零として頭に浮かぶのはシルバーのボディーカラーですね。
というか他にあったのかどうか知りませんし黒いのがあったなんて初耳というくらいです。
わざわざ“ブラック・ボディ”と断りを入れているのでシルバーなど他の色のキットもあったのでしょうが。
というわけで頭の中のイメージに素直に従ってシルバーボディで作りました。
けど、デカールの色や塗装の色指示も違ってくるしかといってWebでもなかなか資料もなく
かなりイメージ先行で適当な色で塗ることになってしまいました(汗)
また、このキットはもともとモーターライズ用で設計されたキットを
再販時にモーターライズに関連する部分だけを省いてキット化されたもので、
しかもある程度速く走れるようにするためか室内は完全に底上げして乾電池を搭載し
さらに前バンパーも別パーツで衝撃吸収するような大型バンパーが用意されているという
今となってはなんとも残念なキットとなっています。
実車は全高1mを切るような超車高が低いのに室内上げ底ですし
ウインドゥガラス面積は広いのでその上げ底室内が丸見えとなってしまいます。
しかし、このクルマ、ガラス面積は広いけどとっても視界は悪そうですな(笑)
まぁショーカーだしスーパーカー狙いだから良いですけどね。
実車のエンジンは日産のL28直6の横置きだったんですね。
当然このキットではエンジンどころか下回りも再現されてないので
どのようにして長大なエンジン載せているのか分からないですが……
にしても、L28の145/5200rpmではスーパーもドリームも不足ですわな。
なお、毎度のことですがJET-PHOTO の方にもう少し詳細な画像を載せています。
今回の童夢・零はこちらの「スーパーカー」から見ることができます。
スーパーカーに分類するのは少し抵抗がありましたけどね(笑)
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