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新潮文庫「イチローの流儀」を読了

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新潮文庫の「イチローの流儀」小西慶三著を読みました。
この本もブックオフで中古本として格安購入したものですから、内容としては
イチローがまだ第1期マリナーズで現役メジャーリーガーとしてバリバリ活躍していた
2006年の発行となっていて、それを文庫化されたのが2009年となっています。
ですから、実際にはイチロー選手の活躍はその後も続きますし、
またイチローの流儀もその後も進化し続けたと考えられますが、
ひとまずその時点までのイチロー選手を知るにはいいかなと思い読んでみました。

イチロー選手は好きな野球選手ではありますが
日本のオリックスにいた頃からよく見ていたわけではなく
むしろメジャーリーグに行ってからの方がテレビ映像でよく観るようになった感じです。
それでも、阪神タイガース・ファンのボクとしては阪神の選手以外では最も好きな野球選手ですね。
まぁプレーそのものやプレースタイルとしては最高の選手だと思ってますけど
ボクの場合プロ野球を観るのは先ずは阪神ファンというところから入ってしまいますから(汗)

イチロー選手についての記述の前に本書の著者・小西慶三についてですが
彼はイチロー選手の番記者という立場の方とのことです。
マスコミ嫌いというイメージのあるイチロー選手ですが記者の取材には基本的に毎日応じたそうですが
基本的にというのは「質問がある記者だけ」でいわゆる囲み取材みたいなことはしなかったそうです。
ですからおのずときちんと質問を用意できる記者だけに限られてしまい
その他の記者は直接取材した記者から内容を聴いて記事にするというスタイルだったとのこと。
それで著者がイチロー選手の番記者みたいな形になっていたということのようです。
その事実からしてもイチロー選手の流儀が分かるかというものですね。

面白いなぁと思ったのは、
できるだけ体大きくならないようにしている」ということです。
筋肉を増やすウエイトトレーニングはせずストレッチに近いトレーニングと
走ることを基本にしているそうです。
大型化は実は野球選手にとってのハンディ」とも「柔よく剛を制す」との考えもあるとのこと。
さらに、
例えば、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)やふくらはぎを大きくするとスピードは出なくなる。
 スピードを維持しようと思うなら、太ももの裏側を鍛えて、ふくらはぎは太くしてはいけない」と。

また、バッティングではいかに脱力するかがポイントだということです。
不振になったときに上体の固さを和らげるために辿り着いた答えのひとつが
ひざの力を抜けば上半身の固さがとれる」だったのだそうです。
この「背すじは伸ばすな」の本で書かれていた内容とも符合しますが
自分の身体の全身の筋肉の調和をよく分析して答を導き出していたのでしょうね。
しかも、「以前よりも打席での立ち姿がすっきりしたようにうつるはずだ」と自ら語ったそうです。

ただ、そんなイチロー選手もオリックス時代の一時期には筋トレに励んでしまい
持ち味の柔らかさとスピードを失った時期があったそうです。
笑えるのはちょうどその頃に日産自動車のCMに「変わらなきゃ」のコピーで出演していたとのこと。
それでイチローも変わらなきゃと思ったわけではないでしょうけどね(笑)

 

それ以外にもいろいろと興味深いことが書かれているのですが、
例の“レーザービーム”が生まれたあの試合、
守備に着いたイチロー選手に対して観客席から紙コップやボトルキャップなど色々なゴミが投げ込まれ
その中で25セントコインが投げつけられて頭に当たっていたそうで、
そういう中での反発心もあってあのプレーになったということだそうなのです。
それで、「あれをもう一度やれと言われても、もう見せられない」とイチロー選手は語ったそうです。
そんな裏事情があったのだとはまったく知りませんでした。

 

もう現役引退してしまったイチロー氏ですが、引退までの「イチローの流儀」や
さらに早期リタイアしてしまったボクにとっては引退後の「イチローの流儀」も興味ありますねぇ。
そういう本があればいいのですが。。。

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