新書「コレステロールに薬はいらない!」を読了
角川oneテーマ21の「コレステロールに薬はいらない!」浜六郎著を読みました。
コレステロール降下薬剤の副作用の問題や健康診断でのコレステロール判定基準値が
それら製薬メーカーの儲けなどのために根拠なく設定されていることなどはこの記事でも触れたように
この本を読むずーと前からネット情報などで知っていましたので今さら驚きもない内容でしたけど、
ブックオフで安売りしていた本(2006年初版)なので再確認の意味で読みました。
コレステロール降下剤については、サラリーマン時代にも同僚が飲んでいたのですが
ボクが止めた方が良いと忠告して服用を中止してみた彼は
その後倦怠感など身体の不調がすっかり治ったと喜んでいました。
それでも、残念ながら別の知人ではいまだにコレステロール降下剤を飲み続けている人もいます。
少なくともコレステロール降下剤を服用している人
および医師からコレステロール降下剤の服用を促された人は
ともかく一度この本をよく読んでからどうするか自らの頭でよく考えてほしいですね。
知人・友人をコレステロール降下剤の副作用から救ってあげたいという思いですが
服用している人の勝手でしょとかの問題だけでなく
それだけで日本では年間3000億円もの医療保険料支出があるというのですから
ボクが納めた健康保険料(でも今は格安の健康保険料しか払ってませんが)が
無駄にこんなことに使われて悪徳製薬会社のボロ儲けに繋がっているのですから
黙っているわけにもいきません。
しかも、コレステロール効果剤の副作用で発がん、神経障害、うつ病などを発症しようものなら
それらの治療費も健康保険が使われるわけですからたまったものではありません。
そもそも、コレステロール値が少々高いことは病気でもなんでもないし
コレステロールは人体を構成し修復し生成するのに必要なものです。
たまたま心筋梗塞で亡くなった人の血管内壁からコレステロールの塊が見られたことから
コレステロールが心筋梗塞の原因みたいに疑われたことがあっただけですが、
それはコレステロールが傷ついた欠陥を修復した跡だけのことであり
コレステロールがなかったら傷ついた欠陥も修復されずそのまま死んでしまったはずなのです。
ですから、コロステロールが少々高くてもまったく問題はありませんし
むしろ統計的には今のコレステロール基準値よりも高い人の方が健康で長生きしているわけです。
また、コレステロールは食事から摂るよりも体内の肝臓で作られます。
昔は卵とか脂肪などを摂り過ぎるとコレステロールが上がるといわれましたが
今では食事はほとんどコレステロール値には影響しないといわれています。
そもそも、脂を摂ってもそのまま身体に蓄えるわけでも血管に流れるわけでもありませんし
脂肪よりも糖質の方がよっぽど身体に脂を溜め込むことになるわけですからね。
それなのに、コレステロール降下剤は無理矢理体内のコレステロール製造をさせないようにする毒です。
余分なコレステロールを取り除く薬ではなく身体が必要だから作るコレステロールを作らせない毒です。
こんなものを飲み続けていいわけはないです。
本書ではその辺りのことについて詳しく書かれています。
それでも、心筋梗塞などの可能性のある一部の人には
コレステロール降下剤もやむなしというスタンスの書き方です。
ただ、一方で、コレステロール降下剤は確かにコレステロール値を下げる効果は立証されているものの
それによって心筋梗塞になるリスクが軽減されるという医学的根拠も臨床データも何もありませんから
個人的には心筋梗塞のリスクが大きくてもコレステロール降下剤は不要だと思います。
まぁ、著者はいちおう医師なのでそこまでリスクを負えないということなのかもしれません。
それでも、心筋梗塞のリスクのかなり高い人でもコレステロール降下剤を服用する前に
まずは減量(BMI30以下)、禁煙、食事(偏食しない)、運動などでの改善が必要としています。
まったくその通りだと思いますね。
講談社+α新書「高血圧はほっとくのが一番」松本光正著
これは随分前に読んだ本ですが、コレステロール降下剤と似たような問題で血圧降下剤もあります。
血圧も少々高くても問題ないし薬で無理に下げる方がよほど大きな問題になります。
これらの薬は麻薬などと同じで身体が依存症となり一度飲み続けると止めるに止められなくなります。
高脂血症も高血圧もそれ自体が病気ではないので薬で無理矢理下げても治ることはありませんから
この先一生薬を飲み続けることになり、それによりどんどんと副作用に冒されていきます。
繰り返しになりますが、本人はそれで良いと思うかもしれませんが
それによって日本の健康保険料がどんどんと浪費され悪徳製薬会社のボロ儲けに加担しているので
病院をいこいの場と勘違いして入り浸っている高齢者たちと同じで
健康保険料泥棒の一味だとさえいうこともできるのではないでしょうかね。
と、今日の記事はちょっと毒づいてみました(-_-メ)
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コメント
私は体型(ガリ)の割にコレステロールが異様に高い(基準値越え)のですが、今年の健康診断の問診で「摂取カロリーが足りてないから、体内でエネルギーを作る副産物としてコレステロールが増える」と言われました。
今までは野菜多めとか油分を控えるとか気を遣っていましたが、見当外れだったようです。
降下剤に手を出すまでは行っていませんでしたが、多少高くても問題ないと聞いて安心しました。
投稿: | 2019-11-28 19:02
ごめんなさい。
名前を入れ忘れてしまいました。m(_ _)m
投稿: ぶらっと | 2019-11-28 19:03
>ぶらっとさん
摂取カロリー不足でコレステロール増加というのも不思議な話ですね。
まぁ生物の仕組みは複雑で不思議なことだらけで本当に解明されたことなんてほんの少しなんですよね。
それを心筋梗塞になった人→そこにコレステロールの塊があった→コレステロールが原因→毒物でコレステロールを作らないようにすればよい、なんて単純に考えるのは危険なんですね。
単純に考えるというより製薬会社や医者からそう考えるように仕組まれているというべきですが……
投稿: JET | 2019-11-29 05:23