織都桐生1300年の秘密展、桐生倶楽部など鑑賞
絹撚という言葉自体がよく知らなかったのですが
まぁ漢字からすれば絹を撚って絹糸にすることだろうと想像はつきますが
そこにフォーカスするなんて超マニアックな施設だなと思ってしまいました。が。
¥150払って入ってみると……地域の歴史民俗博物館っぽく旧石器時代から縄文、弥生、古墳時代、、、
それはともかく、桐生市(の地域)の歴史から必然的に桐生氏の歴史にも触れられていて、フムフムと、
そこから桐生市の繊維・織物産業についての歴史が分かるような展示になっていました。
この1階部分はおそらく常設展示となっているのでしょう。
ちなみに、カウンターみたいに見える部分があるのは
戦後に一時期改装されて銀行として使われていたなごりのようです。
ちなみに、ちなみに、戦時中は軍に接収されて軍事工場に転用されていたそうです。
桐生の歴史、桐生織の歴史についての簡単な紹介ビデオも上映されています。
それにしても上映部屋が裏部屋みたいな雰囲気でなかなかオツですねぇ。
同時開催で『昔の道具』昭和の世界へタイムトラベル という展示もありました。
右の「テレカセ」というのか「テレラジカセ」なのかわかりませんがこんなの知りませんでした。
これって昭和の珍品とも言えるのではないでしょうか?
調べたらナショナルのTR-1201という1978年ごろの製品のようです。
ところで、タイトルにもした「織都桐生1300年の秘密」ってのが出てこないじゃないかと
お怒りの声も聞こえてきそうですが、、、
続日本紀に和同6年(西暦713年)に上野の税は絹織物を納めることと書かれていることから
既に1300年以上も昔から織物の町であったとされることからきているとのことです。
それ以外についても桐生の織物についてのあれこれウンチクが
主にパネル展示で紹介されていました。なかなか勉強になります。
ついでとういうわけでもないですが、「桐生織物記念館」にもいってみました。
この建物も昭和9年建築で国の登録有形文化財となっているものです。
入口にはでっかい織機が展示されています。
ジャカード織機といって複雑な柄を織ることができるのだそうですが
見てもまったく仕組みを理解できませんでした(汗)
入口の脇には織物などの販売店にもなっているようです。
2階に上がると無料の博物館・展示室になっていますが残念ながら撮影禁止です。
撚糸機、織機、製品の織物など意外に盛りだくさんの展示になってます。
最後に「桐生倶楽部」という建物を見てきました。
中に何かあるのか? 謎の秘密結社か? などいろいろ妄想しましたが
どうやらただ建物が国の登録有形文化財に指定されているというだけで
中が見えるわけではないようでした。
大正8年完成で社交クラブなどで使用された建物だそうです。
桐生市は群馬県内ではやはり歴史や伝統のある街としてなかなか趣があって楽しい場所ですね。
他にもいろいろとあるようですのでまた散策してみたいと思います。
今日は麺紀行しませんでしたけどそっちも奥深そうですしね。
| 固定リンク
コメント