完全群馬目線「高校日本史」セミナーを受講&麺紀行
なので、ちょいと早めに行って、県庁内で展示されていた「群馬県写真展」を鑑賞してきました。
群馬県民写真愛好家の作品の展示ですが、
さすがに昨日の伊勢崎市景観の写真より質・量ともにはるかにレベルが高いですね。
野生のイタチがザリガニを咥えて走っている一瞬を捉えた写真があって驚きましたよ。
他にもとても美しかったり笑えたり渋~い写真ありでなかなか楽しめました。
さてセミナーの方です。って、“セミナー”とだけ書くとなんだか如何わしく聞こえますが(汗)
講師は群馬県立女子大学准教授の簗瀬大輔さんという人です。
日本史といっても石器時代から現代までやるわけではなく
講師が専門としている中世日本史、なかでも平安から戦国時代あたりに絞るということです。
ただ、90分間の講義の大半は「女掘」についての話でした。
女堀というのは群馬県の桃の木川(大昔の利根川)から早川までの東西13kmほどの
平安時代に作られたとされる未完成の人工巨大用水路跡のことです。
その女堀の一部がこの記事にもでてきた赤堀しょうぶ園となっているところです。
誰が何のために造ろうとして何故完成しなかったかなどを考察することで
当時の日本の状況を群馬県目線で見てみようということのようです。
ただ、その群馬県目線の日本史が、セミナータイトルでは“完全”となっているのに
いつのまにか“やや”とトーンダウンしてしまっていたのがなんだか笑ってしまいました。
目から鱗だったのは、荘園というと地方の豪族や有力者が開墾した私有地という印象でしたが、
群馬県内(上毛野国内)にあった幾つもの荘園は伊勢神宮が管理していたり
法皇御願寺の建築費・管理費のため中央主導で造られた荘園が多かったということです。
現・伊勢崎市にあたる淵名荘も隣の現・太田市にあたる新田荘も後者の荘園だったのだそうです。
だから、藤原氏や源氏の流れを汲む荘園やその領主の氏が多いんですね。
そして、武士というとそのような荘園の自衛のために発展してきたと教わった気もしてますが、
どうやら(盗み取った)駄馬(荷馬)を使っていまでいう運送業などをする集団が
武士の元となったのではないかとのこと。
海に近いところでは海賊が武士集団になったのと同じで山賊も武士集団になったわけですね。
このセミナーは全2回で続きは来週になりますが、いまから楽しみです。
セミナー後は前橋駅近くにあるラーメン屋で麺紀行です。
Red Heart kitchen(レッドハートキッチン)というお店です。
ラーメン店というよりローストビーフ丼やカレーなどもあるのですが
店構えはバーやバルみたいです。ってそれは英語とスペイン語だけの違いかな(笑)
白パイタン・鶏パイタンラーメン¥810を注文です。
ラーメンとしては他には辛い赤パイタン・鶏パイタンラーメンがあるだけです。
ラーメンとしては珍しくサラダとセルフサービスのコーヒーが付きます。
スープはとろっとろの超濃厚です。ただし味は臭み雑味なく意外とすっきりしています。
サラダと同じような野菜が載っているのはちょっとアレですがまぁ気にすることもないでしょう。
麺はやや縮れた丸断面の中細麺です。柔らかめですがしっかりしたコシがあり食感はgoodです。
濃厚スープなので麺との絡みも良くとても美味しくいただけました(^O^)
ちなみにこのラーメンどんぶりは逆反りの形状になっているので
超濃厚スープの量は少なめになっています。
(それにあわせてレンゲも角度の強めのものになっています。)
ということあり、今日もスープまで完食ですよ。
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