プラモ製作(103)スバル360デメキン
前作に続いてまたまた、ハセガワの1/24スケールのスバル360を製作しました。
以前に製作した第2回日本GP T-Ⅰクラスウィナー(大久保選手)車です。
これをベースに同レースで2位になった小関親分車も作りましたから
そのまま作るとこれで3台めになってしまいますね。
この第2回日本GPには小関氏以外にもボクが知っている先輩社内ドライバーが参戦しているのですが
さすがにそれらがどんな外観仕様のマシンであったかなどの資料はまったく見当たらないので
先輩諸兄に敬意を表しつつもそれらのマシンを再現しようなどという無謀なことはやりません。
ところで、このレース用マシンはスバル360の初期モデルの頃のパーツを使って
軽量化を図っていたみたいなんですよね。
ハセガワのこのキットではリア・エンジンフードやフロント・トランクフード、テールランプなどが
レジンパーツやメタルパーツ等でレース仕様を再現できるようになっています。
つまり、これらを使えばスバル360発表・発売当初の初期モデル製作の近道になるわけです。
ということで、作ってみました。
ボディ色は肌色というかやや赤みがかったクリーム色です。
最大の難関はやはり通称「デメキン」と呼ばれたこのヘッドライト周りでした。
今となっては実車でもなかなかお目にかかれない仕様ですし
数少ない画像を頼りに、結局最後はエイヤッで造形しました。
ちょっと上向き過ぎな気もしますが模型を見る人間の目線ならあまり違和感ないでしょう。
ヘッドライト枠の円筒のためにどこぞで貰ったボールペンの外筒を使ってしまいました(笑)
ウィンカーは丸型からストック品のやや四角っぽいものに変更し、
フロントバンパーは左右分割にしてあります。
サイドのウィンカー、フェンダーミラーは全て取り外してワイパーは1本のみです。
このワイパーも初期型は左右逆なのですがレース車用部品のホワイトメタル品が使えました。
リア周りは横ルーバーのエンジンフードや小さいテールランプなどほぼレース車用そのままです。
リアタイヤ前のストーンガードはサイズの小さいものに削って、ミラーフィニッシュを貼ってます。
サイドガラスは昇降式ではないのでシルバの線を入れて引き違いスライドガラス風に見せているのは
これもレース車のキットと同じなのですが、
いちおう内装のレギュレーターハンドルも削り取りました。
その内装では、初期型はインパネ形状が違っていてメーターは丸型一眼なのですが
さすがにまったく新規でインパネを造形するのは大変なので適当に削ったり
オートバイ用か何かのメーター盤を加工してつけたりしてそれっぽくしてみました。
ハンドルも細い三本スポークになるように削ったり追加したりでそれなりに頑張ってあります。
けど、完成後はほとんど見えないんですけどね(汗)
最後に、クルマの姿勢はフロントの車高を無理矢理高くしてあります。
おそらく、初期のころはとにかく軽量だったことと、
かなり柔らかいフロント・バネ定数の設定だったために
誰も乗ってない空車状態ではかなりフロントが浮き上がった状態になっていたのでしょう。
あっ、あとホイールキャップは前回製作のデラックスのものを流用しました。
というか、こちらに使うつもりだったので
前回製作のデラックスはホイールキャップなしになっちゃったわけですorz
と、ところどころ粗が目立つ部分もありますが、
360デラックスやヤングSSとは異なりスバル360本来の素朴な魅力が感じられる
なかなかそれらしい雰囲気に仕上がったと自己満足しております。
なお、毎度のことですがJET-PHOTO の方にもう少し詳細な画像を載せています。
今回のスバル360初期モデルはこちらの「スバル」から見ることができます。
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