「知っておきたい 日本の神話」を読了
基本的には古事記・日本書紀に載っている神話についての
解説がされているという内容ですので、
ほぼほぼ知っていることばかりでしたorz
その他、古事記・日本書紀以外でも神社に関する神話も
最後の章で少し触れられていましたが、
この本を読んでいたのもそれらもほとんど既知の内容で
正直ちょっと面白くなかったですね。
記紀は何らかの史実を基にしつつ時の政権(藤原氏と天皇家)の
正当性を固めるためのフィクションが混ざった形であり、
著者もその立場に立ってこの本を書いているわけですが
敢えて基となった史実はどんなことでどこがフィクションかには
立ち入って述べることを避けているようで、
あくまでもこんな神話がありますよ、だけで終わっています。
著者は仏教やインド関係の研究にも携わっていると紹介されてますが、
ならばチャイナやインドの神話との関連性などから
日本の神話がどの程度影響を受けているのかなど考察していると
大変興味が湧く内容になったのかなぁと思ったのですけどね。
まぁ、薄めの文庫本でちょっと息抜きで読むにはよかったかな。
というわけでこの記事も息抜きならぬ手抜き風になってしまいました(笑)
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