プラモ製作(100)ニッサン・キューブ
フジミ模型(FUJIMI)のニッサン・キューブを作りました。
初代キューブは2代目マーチ(K11型)をベースに作られ
1998年発売でしたが、いかにも急造ででっち上げた感のある
スタイリングでボクはあまり感心しませんでしたし、
乗った感じもK11マーチの良さとは裏腹に操縦安定性がメタメタでしたね。
1993年にワゴンRが発売され軽自動車の主流がトールワゴンとなり
さらにワゴンRワイドが1997年に発売されて
リッターカークラスの小型車にもトールワゴンの流れが出てきます。
それをいち早く察して対応したのが初代キューブということが言えるでしょう。
逆にそれだけ急造だったのだと思います。
このワゴンRの記事で書いてたのですが、
日産マーチ(K11型)のシャシーを流用した幻のスバル・ジャスティ
(開発符号77S)が開発中止になった時にボクが提案した
リッターカー・ハイトワゴンを真剣に検討してくれていたら
スバルがこのカテゴリーでパイオニアになれたかも知れないんですけどね(笑)
そして、この2代目の日産キュープ(Z11型)は2002年10月発売です。
実は乗ったことがないのですが、スタイリングやコンセプトなどは好感を持ってます。
と書くと、意外に思われる方もいるかもしれませんが……
キャッチコピーは「Cube. My room.」ですから
家や部屋としてクルマらしくないクルマということができますかね。
確かに古い人間なのでクルマらしいクルマが好みではありますが
こういうのもアリだし何しろこのデザインは秀逸で感心してしまいます。
と、キューブに賛辞を送りながらもある意味で冒涜しているかのような
こんなヘンテコな作品にしてしまいました。
クルマらしくなく家やビルみたいなイメージを想定しながら
手元にあった変や塗料で塗ってしまったのでした。
たぶんもう20年以上前にホームセンターかどこかで売っていた
石膏ボードみたいとかスレート葺きっぽくなるという
トップコートと2本セットになっている変種塗料です。
面白そうだからと買ってみたものの使い道もなくそのまま仕舞い込んでいたものです。
トップコートの方は液漏れしてダメになってましたが
メインの方は奇跡的に使える状態のままでした。
しかし、この塗料、結構粗い粒々もろとも噴きつけるという代物なので
窓枠をはじめとして様々な接着面もすじ彫り溝も凸凹に埋まってしまって
なかなか苦労するハメになりましたorz
まっ、でもこれはこれで面白いものになったかなと思います。
ちなみに、このキット、悪名高き(?)インチアップシリーズなのですが
それにしては極太タイヤではなくまともなタイヤですし、
それより驚いたのはエッチングパーツなども多様されている凝ったものです。
もっともエッチングパーツの質感があまり活かされてませんが。
下回りも精巧に作られていますし、
2007年製造のキットですが型もしっかりしていて
昔のフジミみたいないい加減な作りではなくなってますね。
組立説明書だけはフジミらしく曖昧で分かりづらいですけどね(苦笑)
なお、毎度のことですがJET-PHOTO の方にもう少し詳細な画像を載せています。
今回のキューブはこちらの「ヘンテコ改造」から見ることができます。
まっ、ヘンテコ塗装しただけで改造と呼べるものではないんですけどね。
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