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スバル大泉工場感謝祭と麺紀行?

スバルのエンジンやトランスミッションなどを製造している
大泉工場で感謝祭を開催しているというので
久しぶりに(この時以来なので5年ぶり)行ってきました。

ここ数年は例の不祥事続きで開催自粛だったのかもしれませんが。

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初代アルシオーネの展示は意図がよく分かりませんでしたが
旧車好きとしてはまぁ歓迎ですけどね。
なんとなく閑散としている感じもありますけど
それなりに来場者はいるみたいでした。

右の画像のように子供向けのゲームなどのアトラクションが多かったですかね。
子供向けに企画するのは良いことだと思いますが、
できればスバルやクルマと関連するようなものだと嬉しかったですかね。

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手打ち蕎麦があればまた食べようかなと思ってましたが
どうやら今年はやってないようでした。
代わりというわけではないでしょうけど餅つきやってましたね。
どうも餅つきというと年末のイメージがつきまといますが……

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一般来場者のクルマでしょうかねぇ。少し微妙な感じ(笑)

 

なお、大泉工場は大泉町に住んでいた頃は
いつもその前を通って本工場に通勤してましたが、
仕事で工場内に入ることはほとんどありませんでした。
けれども、この記事で少し触れましたがボクは現場応援で
3ヶ月ほどこの工場で働いていた時期がありました。

現場応援というのは会社が赤字続きだった頃に開発エンジニアたちも
製造現場に行ってチカラ仕事をしてこいというものです。
この時期は管理職より下の正社員は全員が順番に現場応援へ行かされてました。
同時に3年間のディーラーセールスへの出向もおこなわれていました。

スバルは技術優先のような会社と思われているフシがありますし
会社自らそんなニュアンスのことを匂わせたりすることもありましたが、
実は首脳陣の頭にはそんな考えはまったくなくてとにかく作る(製造)が一番、
その次は売る(販売・営業)が二番ってな感覚で、
技術者の処遇はぞんざいですし、技術開発投資はケチってばかりでしたね。

そもそも、まがいなりにもそれなりに教育されてきた(はずの)技術者を
突然慣れない製造現場に送ってもその給料に見合うほどの働きは無理ですし、
逆に赤字続きだからといって新車の開発や新技術の開発はしていくわけですし
むしろそのような経営状況な時こそその逆境を撥ね返すような
ヒット商品や新技術が必要となるはずなのですが、
そういう戦略がとれないところが当時のスバルでもあったわけです。

しかも、中には開発部門では当時は残業規制でほとんど残業が出来ないので
現場応援にいって夜間勤務して残業・休日出勤できると給料が増えるから
積極的に行きたいなんていうオッサンまでいて
さすがに冗談でもそういうことをいう人がいる開発部門も
意識が低過ぎだなぁなんて思ったものでしたね。

首脳陣がバカだから開発部門の意識が低くなったのか
開発部門の意識が低いから首脳陣がそんな暴挙に出たのか……
どっちもどっちだったと思うのですけどね(笑)

 

そんなあまりにもバカらしい現場応援でしたが、
ボクは大泉工場でオートマチック・トランスミッションの製造ラインに
配属されて、主にライン最終での品質チェックの行程をやってました。
油圧測定用のバルブを何本も付けてあとは機械任せで確認するだけです。
バルブは手組みなので指のふしぶしは痛くなり朝起きると固まってますが
それでも全身バキバキになるわけではないので比較的楽な職場でしたね。

それ以外では、少しの間でしたがリンクのための分解・分別もやってました。
リンクとは故障した部品を引き取ってきて、分解して悪い部分だけ直して
補修用部品として流通させるもののことです。
オートマチック・トランスミッションをばらすのですが
壊れ具合はそれぞれの個体によって千差万別ですから
簡単にばらせるものもあれば固着してどうしようもないものもあります。

ですから、ノルマみたいなのはないですし
ラインのように作業に追われるわけでもないのでこれも比較的楽でしたね。

まぁ、でもそんな現場応援の思い出ももう20数年前の話ですし
ですから大泉工場に来ても懐かしい感情も特にありませんでしたね。

 

さて、感謝祭での屋台の焼きそばなどにはあまりそそられませんでしたから
近くでランチすることにします。

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「とんかつ 木村家」というお店です。
あっ、今日はストライダEVOでの出撃だったのですが
東風(往路は向かい風)が強いという天気予報だったので
途中太田駅まで東武鉄道で輪行で行って
そこから大泉工場までは少し向かい風に耐えての走行としました。
ここから復路は25kmほどですが追い風で楽勝という目論みです。

とんかつ屋さんなのですが、ラーメンとか冬季限定で担担麺もあるお店です。
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こんなものを頼みました。
焼きそばと御飯のW炭水化物の定食ではないですよ(笑)
カツとキャベツの上に大量のタマネギが載っているんです。
オニのようにオニオンが載ってるからか、その名も「オニかつ定食」¥1130。

味付けは特製マヨソースとなってますが、かなり甘いですね。
そこにタマネギの辛さと少しの酸味が加わる感じですかね。
とにかくあまりに大量のタマネギで飽きてきて満腹になってしまったころに
やっと下のカツとこれまた大量の千切りキャベツに辿り着くという具合でした。
そのカツとの間にほんの僅かですが潅水の麺が隠れてたのを発見しましたよ。

カツは美味しかったですが同じソースの味ではやや飽きちゃいますね。
そこで卓上にあった辛口ソースで変化をつけて食べきりました。
といっても御飯とキャベツは残してしまいましたけどorz

できれば、全体的にもう少し量を減らしてその分安くしてもらえると
ちょうど良いかなとも思えましたが、
これはこれで十分に愉しめて満足できるランチでした(*^^)v

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コメント

展示されていたアルシオーネはクラブのメンバーさんでした
矢島工場に居るお知り合いに誘われて、着いたら展示に回されたそうです
https://twitter.com/SIMCITY2001/status/1127553200335179776

オールドスバルの展示は大歓迎です
昭和の全車種全世代が並んだら30台くらいでしょうか
壮観でしょうね

矢島工場にはビジターセンターがあるので企画もないでしょうが、
大泉工場はオーナーさんに協力してもらえば可能でしょう
その際は是非お役に立ちたいものです

投稿: 五条銀吾 | 2019-05-13 17:01

>五条銀吾さん

情報ありがとうございます。なるほど合点がいきました。

昭和の全車種全世代のオールスバル展示できるといいですよね。
もっとも大泉工場では昭和時代のパワーユニット製造はあまりしてなかったですけどね(笑)

そういえば、大泉工場内にも歴代パワーユニットのカットモデルなどもあるはずなので
そのいうものの展示などもマニアックで面白いと思いますけどね。

投稿: JET | 2019-05-13 17:17

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