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退職のスピーチなるものは一切やらなかった

一般的には定年退職される方は慰労会・送別会などの宴会を開いてもらい
そこで会社の発展やら同僚や後輩のご健康と活躍をお祈りするとか
そんなスピーチをして花束とか記念品を貰ったりするのでしょう。
最後にはみんなでアーチ(トンネル)を作って送り出すみたいなのが
あるあるなパターンでしょうかね。

そして、最終出社日には職場の朝礼とかでみんなを前にして
かしこまってまたスピーチをすることが多いのではないでしょうか。
ボクが勤めていた会社では実験部門の全員が集まって
退職者ひとりひとりが紹介されてスピーチをするというパターンでした。
その後、それぞれの職場(課単位とか)でもう一度挨拶したりもしてましたね。

そして、最期には知っている人全員に退職の挨拶のEメールを
送信するのが通例となっているかと思います。

しかし、ボクはこのどれも一切やりませんでした。

まず、慰労会というものがありませんでした。
いちおう、休職期間に入る前のSTI(スバルテクニカインターナショナル)で
慰労会だか送別会だか分かりませんがそんなようなのをやりましょうか、
みたいな話も後輩からでましたが辞退させていただきました。

ボクはボクの事情で退職することにしたわけですが
まぁ残る人にとってみれば就任1年足らずでさっさと退職する人に対して
心から慰労する気持ちはほとんどないでしょうしね。

また、職制の人は自動的に○○会とかいう職制だけの集まりの会に所属していて
定期的に宴会したりしていますので退職者がいる場合には
彼らを主役としてそこでスピーチしてもらうことになるのですが、
そもそもそういう職制だけの集まりというのに嫌悪感をもっているので参加してません。
職制になった最初の1年間は嫌々幹事をやらされてましたけどね。

そういえば、職場の宴会幹事役を何年もやっていた時期があり
その関係で多くの退職者の方々の慰労会の幹事も務めさせていただきましたが
自分の退職慰労会は一度もなかったということです。

まっそれがどうこうという話ではないしそういう感情も持っていません。
というか、そのいう席で主賓という立場で参加するのって
小っ恥ずかしいのでできれば避けたい気持ちの方が強いですしね。

 

なお、この時に同期入社の一部の人たちに集まってもらって宴会はしました。
ただ、この宴会はあくまでも同期入社の友達の集まりで
同期会みたいな位置づけとしてもらっていたので
慰労会とか送別会とは違うものでした。
もっとも、花束とか記念品とかはちゃっかり貰ったし
近況や今後の抱負(働くつもりはないということ)を話ましたけどね。

 

最終日、休職期間に入る直前の日ですが、
その時はいちおうSTIに出社しました。
机の中やロッカーの中をきれいさっぱりしておく必要がありますからね。
もちろん、形式的な部分も含めて上司には最後の挨拶だけしました。

そういえば、STIの社長からは「大学教授になるのがいいんじゃないの?」なんて
無責任で根拠のないアドバイスを貰いましたけどね(爆)

他にもちょこっとだけ以前(STI出向前)の職場に寄って
そこにたまたまいた顔なじみの人だけに挨拶だけしました。
大概の人たちはなんかキョトンとしてる感じでしたけど(笑)
たぶん、早期リタイアというのが想定外でそういう人にも接したことがなかったので
どのような反応をしたらいいのか分からなくてそういう反応になったのでしょうね。

そして、STIではほかにも定年退職者がいるので
その日の終業時刻前に群馬・東京をビデオ会議で繋いで
退職者の挨拶を行なうからボクにも挨拶をしてと言われました。
けれども適切な挨拶の言葉も見つからなさそうだったのと
終業時間まで6時間以上もあってボクはもう一刻でも早く
会社から去りたかったので、辞退してきました。

 

そんなわけで、一度も退職のスピーチをしませんでした。
そして、たいていの人がやっていたEメールでの退職の挨拶もしませんでした。
どうしてかといわれるとちょっと困るのですが、
要するに面倒だっただけのことです。

あの手のメールって送られた方も「あぁそうなんだ」だけのことですし
年度末とかに何人もの方から送られてくると
正直読むのも後回しになるくらいのものですからね(汗)

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