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文庫本「色の秘密」を読了

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文春文庫PLUSの「色の秘密 最新色彩学入門」野村順一著を読み終えました。
タイトルに小さく“最新”と書いてありますが
この本は単行本で発行されたのが1994年ですから
今となっては“最新”とは言えないでしょうね。
ちなみに、文庫化も第1刷が2005年であり
この本もブックオフで買って積んであったものでしょうね。

この本の中では好きな色で性格が分かるとして紹介されています。
ボクはこのブログでも再三書いているように橙(オレンジ)色が好きです。
ではその橙色好きの性格がどんなものか少し長いですが引用してみましょう。(以下引用)

 <橙 orange>
  橙は社会的な色といわれ、陽気で光輝く色である。橙を好む人はうらやましいほどの
 元気があって、貧富、賢愚、高低を問わず、どんな人にも寄り添っていくユニークな能
 力を持つ。さらに人なつっこく、微笑をたたえ、理解が早い。話しぶりは深遠ではない
 が流暢である。ややお人好しなところがあり、社交的で、ひとりぼっちに放っておかれ
 るのを好まない。
  橙を好むタイプは未婚のままでいることがある。橙を好む人に、独身男性や独身女性
 が目立つ結果となる。
  橙はまた奢侈と歓喜の色である。その華麗さは、遊び好きの人にアピールする。彼ら
 はにぎやかな社会的行事を好み、少々オーバーな表現をする。それで、世間の人は目を
 見はり、彼らは人気を集めることになる。しかし、世間の注目の的となっていることに
 周囲の人びとが気がつかないと、ふくれっ面をする。
  彼らは一見浅薄で、気まぐれで、煮えきらないところもあるが、全体的に人好きなタ
 イプ、そのうえ愛想をふりまき、明らかにおしゃべりである。
  橙を好む人は、組織化する才能や素質がある。またいつもエネルギーを一方向に注ぎ、
 仕事を完遂される能力にたけている。デザインのセンスがあり、身の回りを形づくり構
 築することを好む。乱雑は感じが悪いと強く受けとめ、家や事務所をきちんと整理して
 おく。
  色として橙は少しあれば訴求力がある。不活発な色彩計画には橙をアクセント・カラ
 ーに加えると、とたんに活発な感触がよみがえり、生き生きとしてくる。作業服には橙
 をアンズ色に薄めて多く使うとよい。
  橙で身の回りを飾るとか、いつも橙しか着ないといった傾向は、その人の体が赤と黄
 の刺激的な性質を必要としているのである。

                                         (引用終わり)

うーんどうでしょうかねぇ。
独身とか整理とか確かにその通りかもとうなずけますが
ひとりぼっちは苦じゃないし、おしゃべりじゃないしなぁ。
いちおう、なんらかの科学的な裏付けがあって書かれている本みたいですが
これだけだとどうにでもとれるという意味で
単なるありがちな占いのたぐいとも思えちゃいますね。

 

性格だけでなく色と時間(感覚)、感情、熱、重量感、距離感、味覚、
さらに音楽などとの関係も書かれてますし、
色と室内インテリア、衣服(下着も!)、アクセサリー、食事、食器、栄養、病気、
そして人種やお国柄などとの関係も書かれていてなかなか楽しめます。

蛍光灯はだめ、白熱灯が良いとも書かれていますが
現代のLED照明はどうなんでしょうかね。
最近言われるブルーライトも触れられていませんが。

あと、色:光の波長は目だけでなく肌でも感じているとのことで
下着は黒はだめで白が最もよいと書かれています。
あらら、ボクはどうしても冬季は黒っぽい下着が多くなってました。
もう少し意識的に白い下着を着てみようかな。

最後の方は催眠術やらテレパシーの話なんかにもなってしまって
さすがにホンマかいな?という印象にもなりましたけど
全体的には面白く楽しめる本でした。

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