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新書「美貌のひと」中野京子著を読了

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PHP新書の「美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔」中野京子著を読みました。
絵画のなかで描かれた美しいひとたちについて
そのひとたちの生き方や描いた画家の人生やその関係
さらには歴史的背景などを解説してときには考察しているという本です。

美貌のひとなので女性に限らず男性も多くとりあげられています。
なかには美の両極端として「醜い侯爵夫人」という絵もとりあげられてますが……

どこかで見たことがあるかも、、、なんて絵もないわけではないですが、
もちろんそのどこかとは美術館で本物を観たわけはなくて
なんらかの印刷物で見たかもしれない程度でありますし、
この本で紹介されている絵画のほとんどは
ボクにとっては初めて見るようなものばかりでした。

美貌というくらいならボクでさえ知ってるモナ・リザくらいは載せてほしかったけど
それすらないのですからね(汗)
絵画も見たことがなければ、それにまつわる話なんて知らないことばかりです。
絵画の世界だけでなく西欧の歴史や宗教や神話や文学にも
それほど詳しくないですからね。

それにもまして、著者はこのように書いています。  (以下引用)

 意味や物語を理解すること

  もともと意味や物語のある絵画作品は、その意味や物語を知った上で観賞するのが作
 品や画家に対するリスペクトではないか(オペラを観て、ストーリーなどどうでもい
 い、演奏の上手い下手だけが大事、などという観客がどこにいるのだろう?)。絵は自分
 の感性でのみ見ればよい、知識は不要、という日本の美術教育は誤りではないのか……

                                               (引用終わり)

確かにそういわれれば反論できませんし
実際にこの本を読んであぁそういう意味や物語があったんだと知って
さらにそれ故にこれこれの技法でこのように描かれていると説明されれば
ほほぉなるほどそうだったのかぁと感心もするし納得もするんですけど、
そうはいってもなかなかそこまで深く理解できる機会もないのが現実なんですけどねぇ。

もしも、もしも、将来この本に載っていた絵画を鑑賞する機会があったらな
この本の内容を少しは思い出しながら観てみたいと思うくらいでした。
(ちなみに、日本に所蔵の絵画は一品もなかったので
 おそらくボクは一生鑑賞することはないでしょうけど。)

 

なお、表紙に載せられているのは
イワン・クラムスコイ作の「忘れえぬ女(ひと)」という絵です。
「北方のモナリザ」との異名もあるそうです。
一説ではトルストイの名作「アンナ・カレーニナ」のモデルでは
とも言われているそうですよ。

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