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プラモ製作(88)マツダ R360クーペ

B190116_1
前作に続いて有井模型(ARII)の1/32スケールの
1/32オーナーズクラブ・シリーズNo.15の
1960(昭和35)年式マツダ R360 クーペを作りました。
これも現在はマイクロエースから販売されてますが
元はLS(エルエス)製だったのを有井に金型が引き取られたものでしょう。

それまでオート三輪を作ってきたマツダが
初めて四輪乗用車に参入したのがこのクルマになります。
この時代にクーペスタイルだなんてマツダはなんて洒落てたんだ!

と思いたいところですが、実際には軽量化のために2+2にしたらしいです。
このサイズの車だと1名もしくは2名乗車が多いからとのことらしいですが
それはその前まで2名乗車軽オート三輪しか作ってないんだから
乗用車として家族で使うという発想すらなかったということではないですかね。

それより、当時はすでにスバル360(1958年発売)が
人気を博していた時期ですから
乗用車としてフル4座のニーズが高いという認識もあったはずですから
当時のマツダでは軽でフル4シーターのクルマのパッケージングを
技術的に作れなかったというだけのことだったと思われます。

そもそも軽量化のためといいつつフル4シーターのスバル360の385kgに対して
実質2シーターのマツダR360が380kgでは軽量化になってないですし、
その後出てきたマツダ・キャロルでさえフル4シーターといいつつ
室内は滅茶苦茶狭かったですしさらに今度は
車重525kg(4気筒エンジンですが)とヘビー級で
加速も登坂性能も低くて満足に走らなかったそうですからねぇ。

 

それでも、このR360のカタチは好きですよ。
今ならこのサイズは完全に2名乗車のシティコミューターとして
このような愛嬌あるスタイリングはいいんじゃないでしょうかね。
って、現代でもこの手のクルマは数売れないでしょうけどね(汗)

 

V16_1 V16_2 V16_3
カラーリングは何がオリジナルなのかその色合いはどんなだか
もう今となってはよく分かりませんし
詳しく調べるのも面倒ですから勝手なイメージで塗ってみました。
なんなくオシャレでそれっぽくなったかと思ってます。

特徴的な曲率の強いリアウィンドゥガラス(実物もアクリルかな)に
製造時にできた空洞があってちょっと目立つのが難点です。
穴開けて埋めるとか出来るのかもしれませんが
そんなテクニックはないのでそのまんまにしておきます。

下回りは面白くもなんともない作りですね。
元がゼンマイ走行にでもなっていたようです。

まぁ全体としてはまずまず満足の出来となりました。

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