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プラモ製作(85)初代ホンダ・シビックRS

B190102_1
前作のホンダRA272からの繋がりで(?)
ハセガワの1/24スケールの初代ホンダ・シビックRSを作りました。

F1からいきなり大衆車である初代シビックに繋げるって
いくらなんでも無理があるんじゃないかとお思いの方がいらっしゃるでしょう。
しかもその記事で「F1は走る実験室」はウソと書いているのにおかしいですよね。
でも、これは中村 良夫さん繋がりなんですよ。

初代シビックの開発責任者は木澤 博司氏だそうですが
初代シビックの構想・企画は中村 良夫さんだとされています。
それがF1と同じく空冷エンジンに拘る本田 宗一郎氏のひと声で潰されて
中村 良夫さんは辞表を書くものの慰留されて欧州駐在として過ごし
その間に空冷エンジンの失敗が明らかになってシビックが復活したわけです。

そもそも、開発責任者の木澤 博司氏は中村 良夫さんが
ホンダに引っ張ってきた中途採用人材だったそうなので
師弟の間柄だったのかもしれないです。

なお、これを書くにあたっていろいろ調べていたら木澤氏の弁で
当時のホンダって四輪自動車開発の技術が全然なかったので
あちこちから人材を集めてきた“外人部隊”で開発していたんだそうです。
技術音痴の偏屈オヤジと外人部隊の組み合わせがホンダだったなんて
今では想像できませんね。
そういう意味でも中村 良夫さんは大変だったでしょう(笑)

 

初代シビックには乗ったこと(運転したこと)はないのですが
少なくとも前作のホンダ1300のように
パッケージングや動力性能や操縦安定性を酷評された話は聞かないので
極めて真っ当な技術で作られた優れた小型車だったのでしょう。

今に続くホンダの四輪自動車の礎を築いたクルマとも言えるのかも知れません。
もっとも軽自動車のホンダ・ライフを拡大しただけとも言えますが……

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さて、キットの方ですが
RSのイメージカラーと思われる暗めのオレンジ色というか
柿みたいな色にしてみました。
写真だと明るく映ってしまいましたが実際にはもっと暗い色になってます。
といいますか、下地の黒が透けて見える部分もありますが……

このハセガワのキットはボンネットこそ開きませんので
エンジンルームなどは再現されていませんが、
室内や下回りなどかなり細かな部品割りで詳細再現されています。
完成しちゃうとほとんど見えないオーバーヘッドコンソールなども精密再現されてますし。

デカール類も非常に細かくなっていて
それをメッキ部品の凹凸面に貼るなんてのも多くて
作るのはかなりのテクニックを要するものになってます。
で、そういうテクニックのないボクは所々はデカールではなく
塗装などで誤魔化して作りました。
まぁどう考えても塗装した方が見映えよく仕上がるところもありましたしね。

総合的にはおおむね満足できる仕上がりになりました。

 

なお、毎度のことですがJET-PHOTO の方に
もう少し詳細な画像や別の画像を載せていますので、
暇な時にでも My Plamodel を覗いてみてください。

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コメント

初代シビックは、叔父が乗っていた車です。
その叔父は昨年夏に倒れたまま亡くなりました。
僕に模型やラジコンの世界を教えてくれた人でした。
その初代シビックは紺色だった記憶があります。
駐車してある車のアクセルを僕がベカベカ踏んだりしたら、
その後の始動で全く罹らなくなったという記憶があります。
ところで、「下地の黒が透けて」とのことですが、
プラサフやサフェーサーなどの下地塗装はされなかったのでしょうか?
黄色やオレンジでは有効な手法だったはずなので。

投稿: はら坊 | 2019-02-09 06:15

>はら坊さん

想い出の一台だったのですね、初代シビックは。

今回はあえて一度黒く塗った上にオレンジを軽く噴いたので
下地の黒が透けてる部分が出来てしまったということです。
もちろん、最初にサフェーサーは噴いてますよ。

投稿: JET | 2019-02-09 06:47

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