新書「俺たちの定年後」成毛眞著を読了
ワニブックスプラス新書の「俺たちの定年後 成毛流・60歳からの生き方指南」
成毛 眞 著を読みました。
ボクはまだ60歳手前ですが、早期リタイアしてしまっているので
定年後と言われてももう過ぎてしまっているとも言えます。
まぁ、これからどうしようかとか、60歳過ぎたらどうしようかと
迷っているわけでも何かに不安があるわけでもないので
指南本など読んでもあまり意味がないのですが、
なんとなく面白そうだと思ったので読んでみたわけです。
著者の成毛 眞氏って、、、あぁそういえば以前にこの本を読んでいました。
別に成毛氏のファンでもなく、どちらもテーマはまったく違う本ですし
たまたま手に取った本が同じ著者だっただけのことでしょう。
内容は単純明快で
「やりたいことをやり、やりたくないことはやらなくていい。」
というものです(笑)
そして、やりたいことって何?となったら子どもの頃に戻れと。
本能の赴くまま遊んで、これもやりたいのに時間が足りない状態で過ごせと。
そして、誰かと競おうとかスピード主義は捨てろと。
ふむふむ、納得ですね。
それよりなにより、著者はプラモデル作り、読書(積ん読もOK)したり、
ハードディスクレコーダーが必要だとか、
あるいは近所づきあいに深入りするなとか、農業と起業はするなとか
まぁ何から何まで共感できるといいますか
すでにボクもやっている・考えていることばかりです。
あとがきに書いてあったことですが
葬式も要らない、墓もどうでもいい、ってのもその通りって感じです。
あまりに同じ考えなのであえてこの本を読んで
新たな情報がなかったかなとも思えるほどでした。
ただ、配偶者がマストというのと、株を買いなさいというのは
ちょっとボクには実行できないかなと思います。
前者はそう簡単にできる話ではないですし
後者はまったく興味がないのでやる気なしです。
もっとも、株式投資で資産を増やしなさいという話ではなく
増やしたいならプロに任せるべきというスタンスで
ゲーム感覚で少額の株を買いなさいという意味なんですけどね。
今さらながら少し意外に感じたのは「しらけ世代」という言葉です。
この本では1950年~1964年生まれの人をしらけ世代としています。
著者は1955年生まれということでこのしらけ世代ですが
ボクもこのしらけ世代に含まれているんですね。
確かに“しらけ”た部分はボクの中も多くありますが
あまり「しらけ世代」と言われたこともなく自覚もありませんでしたから。
かといって「新人類」というのもボクには当てはまらないと思ってましたが……
そして、このしらけ世代の特徴は自分のことを「オレ」「私」などといい
何かと「我々」「私たち」と言ってしまう団塊の世代とは違うんだそうです。
まぁ確かにそうではありますね。
だから、ある意味自分が好きなことやってればいいって考えなんですよね。
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