蕎麦屋で「写真は嫌いだ」と言われた
そして、店に入ろうとしたら……主人らしき人が入口辺りにいて
面と向かって「俺は写真は嫌いだ」と言われちゃいました。
ボクが何か言ったわけでもやらかしたわけでもなく
ただ写真撮ってただけです。
もちろん、その時いい気持ちはしませんでしたが
かといってそれほど癇に障ったわけでもなかったですし
あぁそうなんですねという思いしかありませんでした。
でも、もし「俺は写真撮るヤツは嫌いだ」と言われたら
そのまま帰っていたでしょうけどね(笑)
まぁブログに料理の写真載せてるボクがいうのも何ですが
確かになんでもかんでもインスタ映えとかで異常な盛り上がりになっているのには
なんとなく辟易とした感情になるのも分からないではないですし、
そういう見た目のインパクトや話題性ではなく
料理の味で勝負だっていう拘りがあるのかもなぁとその時は考えたのでした。
それより気になったのが、開店時間より30分ほど過ぎたところだったのに
店の入り口に「蕎麦売りきれ」との看板が立てかけられていたことです。
「えっもう無くなっちゃたんですか?」と訊くと
「あと10分ほどしたら開けるよ」とのそっけない返事が返ってきました。
なんか不思議な店です。
どうやら夫婦でお店をやっているようで愛想の良い奥さんらしき女性がいました。
そして、小さな女の子がひとりで大人しくカウンター席の隅に座って
イヤホン聴きながらノートに何か書いているようでした。
ご夫婦の子供でしょうかねぇ。
(個人的に客のスペースを自宅のように使うのはどうかと思いますが)
むっ?小学生?学校どうしたの?まぁ他人の事を詮索するのは止めましょう。
でもやっぱり不思議な店です。
テーブルに着いた後しばらくして店主さんが来て
さっきは余計なことを言ってしまって申しわけないと謝ってきました。
どうも料理をあれこれ批評されるのが気に入らないのだとも。
そして、料理の写真を撮ってもいいですよとも言ってもらえました。
なので、記念(というか記録)として料理の写真を撮りましたが
ここには掲載を控えますし、料理の批評もやめておきます。
でも、あれこれ書けないのが惜しいくらいに美味しかったですけど。
店主さんは結局会計の時にも謝ってばかりいたのですが
では、いったい最初の時はなんだったんだろう?
よほど虫の居所が悪かったんだろうなぁ。
そしてその後冷静になったのか、それとも奥さんにたしなめられたのか(笑)
ところで、最近は「群馬のうまい 蕎麦」という雑誌で
美味しそうな蕎麦屋さんを探して出かけることが多く、
今回もその雑誌に載っていたお店でして、
さらに店内にもその雑誌があちこちに誇らしげに置いてあったのですが、
その手の雑誌には露出するけど個人のネット上の評価は避けたいという姿勢には
個人的には少し違和感を感じました。
料理に限らずお金を取る商品やサービスであれば
専門家の評価はもちろん実際に食べたり使用したりするお客の評価も同様に
いや専門家よりむしろそれ以上に重要だと思うんですよね。
ボクだって自動車メーカー勤務の時はユーザー書き込みサイトとか
ちゃんとチェックしてましたし、というかそれを集計分析とかさえしてました。
確かに中には言いがかりや誹謗中傷でしかないようなものもありますが
それをまた第3者がどう判断するかはネットリテラシーの問題ですからね。
プラスの評価でそれが店の宣伝効果になることもあるでしょうし
マイナスの評価でもどこがどうしてマイナスなのか書いてあれば
それは今後どう改善すれば良いかの大切な情報になるはずです。
もちろん、素人の評価なんてどうでもいい、オレだけが基準だ!
というのもそれはそれでカッコイイし
それで美味ければ文句言われないでしょうが、
それならそれで何を言われようが一切耳を傾けないという姿勢にすべきですかね。
まぁでも、客商売でしょうからいろいろなことがあるんでしょう。
ボクも長らく麺紀行してますからいろいろなこともありますわな(笑)
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