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先日事故のあった上武大橋の現場を見に行った

15日、土曜日のことですが、旧・上武大橋の解体撤去作業中に
橋桁が落下してダンプカーを直撃するという痛ましい事故がありました。
ダンプカーの運転手の方が亡くなっておりますので
野次馬根性で見に行くのは不謹慎かと思いましたけど、
新しい上武大橋も含めてまだどのようになったのかも知りませんでしたから
その辺りの確認も含めて見に行ってきました。

上武大橋は利根川に掛かった群馬県伊勢崎市と埼玉県深谷市を結ぶ橋ですが
河川敷の利根川サイクリングロードにおいても
対岸を結ぶ重要なルートの一部となっています。
自宅からだと広瀬川サイクリングロードを川下側に15kmほど進むと
利根川と合流した直後に上武大橋を渡って
対岸の利根川サイクリングロードを川下側に進むと
太田市や館林市などにまでも行くことが可能です。

ただ、新・上武大橋の工事などに伴って
ここ数年はスムーズに通行が出来なくなっていたんですよね。
ですからどうなったのか確かめてみたくなったというわけです。

A181217_2
どうやら事故現場はここらへんみたいです。
手前側に青色の橋らしきものが旧・上武大橋です。
2本あるように見えるのは自動車用の大きな橋と
サイクリングロードを結ぶ自転車・歩行者専用の狭い橋があったからです。

そう、旧・上武大橋ではバイク(自転車)は
河川敷のサイクリングロードからはほぼ同じ高さで
迂回などもすることなく対岸まで行き来することができたのです。

それが今では河川敷のサイクリングロードがこの付近では
通行止めになってしまっていて
ルートが寸断されてしまっていました。

歩行者もバイク(自転車)も新・上武大橋を通りなさいということのようで
旧上武大橋の撤去場所にもそのような旨の貼り紙がありましたが
そこに至るルートもまったく用意されておらず
完全に蔑にされている感じでした。

A181217_3
いちおう、新・上武大橋には広めの歩道が併設されています。
ただし片側しかありませんでした。
しかも自転車通行可の道路標識もありません。
(おそらく設置が遅れているだけなのでしょうが)

向かって左側の車線の路肩は狭くバイク(自転車)の通行はギリギリで
トラックや自動車から悪意ある幅寄せをされることは目に見えていますね。

はっきりいいましょう、新・上武大橋、全然ダメです。
歩行者、バイク(自転車)、自動車といったものを
どう通すかといった視点でまったく考えられておらず
いかにも群馬県(埼玉県も同様)らしいクルマ優先脳でしか作られていません。

これだけの幅の歩道を作るのならばその一部を
(普通)自転車専用通行帯に割り振るとか
どうしてそういうことをしないのか。
そして、河川敷のサイクリングロードからつながるルートを
どうして一緒に整備しないのか。
それが整備出来るまでなぜ旧・上武大橋を残さないのか。

歩行者や自転車のことをまったく考えていないということでしょう。
(広域)サイクリングロードとかいいつつ
行政は長距離を移動するためのルートとして認識していないのでしょう。

がっかりな気分になりました。

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コメント

ダンプの事故、見出しが間違っているんですが、あげたまま橋にぶつかったので、その拍子に落ちてきたようです。
はさておき、北関東って二輪と歩行者が別々の橋になっているのをよく見るのですが、今回のは改悪なんでしょうね。
前のは老朽化なのかなぁ。もったいないなぁ。

投稿: 並さん | 2018-12-18 00:33

>並さん

北関東というか栃木県はまともなのですが、
群馬県は自転車は歩道を走ればいいってひと昔前の考え方してますからね。
ともかく自動車を優先させようってな考えですね。

投稿: JET | 2018-12-18 06:46

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