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プラモ製作(78)アルシオーネVS

B180707_1
タミヤ模型の1/24スケールのスバル・アルシオーネを作りました。

このキットではスバル4WDターボ XTクーペの名称が使われていることからも
アメリカ市場での販売を強く意識したものだと言えるでしょう。
まぁ、アルシオーネ自体が日本国内よりもアメリカ市場向けだったこともあるでしょうし。

いちおう、右ハンドル仕様、左ハンドル仕様と
どちらでも作ることができるようになってますが、
やはり不器用な(?)アメリカ人向けなのかかなりシンプルというか
部品点数も少なくてある意味でタミヤとしては手抜きなキットになっています。
前輪の操舵も出来ませんしね。

ただ、ボクが今回こだわったのは4WDではなくFFにしたかったということです。
このアルシオーネのカッコウはボク的にはやはり車高を下げてないと
イカしていないと思うんですよね。あくまでも個人の感想ですが。

4WDの高い車高にペッタンコのボディはなんだか宙に浮いている感じで
クルマというより宇宙船とかを想起してしまうんですが、
デザイナーとかももしかしたらそんな意図を持っていたのかも知れませんね。
ボディ下側をホワイトにするツートーンカラーなんて
その宙に浮いた感を助長させるようなカラーリングですしね。

でも、やっぱりボクは旧いクルマの価値観を持っているので
発売当時の頃でも今でも車高の低いアルシオーネの方が好みなんですね。

国内では4WDはVRターボというグレード名でエア・サスペンションがついてました。
FF(FWD)はVSターボというグレード名でコイル・スプリングのサスペンションです。
4WDは悪路走破性のために車高を上げているのではなく
リアサスのコイル&ダンパー・ユニットの取り付け位置が
リアドライブシャフトと干渉しないように高い位置にあるために
バンプストロークが確保できないのでその分車高が高いのです。

本来、エア・サスペンションで車高を上げ下げ調整できるのだったら
通常車高は低くしておいて例えば深雪などでは車高を上げるようにするのが
この手のクーペ(当時はスペシャルティーカーなんて呼ばれましたが)では常套でしょう。
でも、当時のスバルのサスはレイアウト上それが不可能だったわけです。
まっ、エアサスのエアを抜いちゃって車高を下げて
バンプラバーだけで跳ねまくって乗っていた某先輩もいましたが(笑)

そんなわけなので、FFということにして車高を下げて作りました。

S19_1 S19_2 S19_4
カラーリングもあまり宙に浮いた感が少ない
上ホワイト/下グレーのツートーンとしました。

車軸の通る位置(高さ)を変えて無理矢理ローダンしてあります。
下回りはそれなりに実車を再現してありますから
FF車として不要なリアデフ、プロペラシャフト、ミッション後端の4WDトランスファなどを
切り取ってあります。まぁそこまでやらなくともいいんですけどね(汗)

デカール類は例によってタミヤ品質ですぐに粉々になってしまうほどでしたが
まぁなんとか誤魔化しながら貼りました。
グレード名称はVR→VSに変更しなければなりませんが
“S”のロゴがありませんのでここは適当に手書きです。
そこも含めて細部は結構手抜きになってしまいましたね。

まぁでも元のキットの作りがタミヤにしては手抜きっぽいですから
それを考えればまずまず満足の出来になったかなと思っています。

 

ところで、アルシオーネと言えば、ボクが学生の頃に発売されたのですが
滅多にお目にかかることのないようなレア車でした。
新車だとそれなりに高かったし、若い人はまだ新車買えるほどでもなかったし、
家族持ちだと実用に難のあるクルマですから当然でしょうね。

ところが、スバル(富士重工)に就職して群馬県太田市に初めて来てみたら
あちこちにウヨウヨとアルシオーネが走っていてビックリしましたよ。
どんな人が乗ってるのかと見ると普通のオッサンとかですから、またビックリ。

そして、同期入社の新入社員は「群馬で生活するのに車は必需品」ってことで
かつ寮に入るのにはスバル車以外は認めてもらえず
また通勤手当が出るのもスバル車だけなので
みんなこぞってスバル車を買うことになるわけですが、
(ボクは既に学生時代からスバル・ジャスティ乗ってましたけど)
それがまた大半の人がアルシオーネを買うんですよね。

アルシオーネがカッコイイとかそういう強い思いというよりも
スバルの中でとりあえず「まだ若いんだから2ドアクーペがいいな」ってなノリなんですね。
消去法で選んだって人も多かったでしょうし
同期の周りがみんなアルシオーネ買うからって人もいたでしょうね。

自爆営業とまでは言わないけれども
なんかこう狭い世界・価値観の中だけで
車が買われている感じを持ってしまいましたね。

もっとも、今、改めてこうやってアルシオーネをみると
いい意味で今とは時代感覚が大きくかけ離れていて
なかなか個性的で楽しいクルマだなぁと思います。

 

なお、毎度のことですがJET-PHOTO の方にもう少し詳細な画像を載せています。
今回のアルシオーネVSはこちらの「スバル」から見ることができます。

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