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藪塚・貴石の変わり蕎麦

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太田市藪塚にある貴石(きしゃく)というお蕎麦屋さんに行ってきました。
通りから少し奥まったところにあるお店ですが
鉄骨の建物の中に古民家風の木造らしき建物が入っているかのような
ちょっと風変わりな店構えです。

貴石(宝石の取り引き上の分類)と書いて“きしゃく”の読ませるのも
変わってますが、何かの意味というかこだわりがあるのでしょうね。

お昼前の11時半ごろに入店したのですが
店内はかなり賑わっていてほぼ満席に近い状態でした。
そして、その時点で2種類あるランチセットメニューのうちのひとつは
既に売り切れになってしまっているとのことでした。
と聞くと、余計にそれが食べたくなってしまうのは哀しい性ですな。

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注文したのは、おとうふせいろ蕎麦(¥900)と
組み合わせが変ですがハムチーズガレット(¥600)です。

“おとうふせいろ”ってのもそもそも何だか分からなかったのですが、
画像左下にあるような液状豆腐とそばつゆを混ぜたつけ汁に
蕎麦をつけて食べるものだそうです。

蕎麦の上に崩した豆腐や揚げ出し豆腐を載せて
ぶっかけ汁で食べるのはまぁありそうですが
このように食べる豆腐と蕎麦の組み合わせは
もしかしたらこの店くらいなのかも知れません。

液状豆腐はかなり濃厚クリーミーでこれだけで旨味・甘味がかなり強いです。
そばつゆもダシの香りの強いものですがしょっぱさなどはそれほどありません。
ここはひとつ豆腐の味を前面に出して食べ始めて
徐々にそばつゆを足していくのが良いのでしょうね。

蕎麦は薄く緑がかった色の細切りでしっかり角のたった
コシの強いもので長さも十分にあって綺麗な見た目です。
外一(そといち)九割手打ちと書いてありました。
実は外一というのは九割と同じで蕎麦粉9:つなぎ1だと思ってたんですが
正しくは蕎麦粉10:つなぎ1(90.9%:9.1%)を外一九割といい
蕎麦粉9:つなぎ1は内一九割ということになるのだそうです。
同様に二八にも8:2の内二二八と10:2の外二二八があるわけです。
難しいですなぁ。

で、その蕎麦ですが見た目の美しさどおりの食感のすばらしいもので
香りも味も蕎麦の風味がしっかりと感じられるものでした。
けど、それは蕎麦だけをちょっと食べて確かめた結果でして、
豆腐汁につけると豆腐の味に蕎麦の風味は完全にかき消されてしまいますね。
でも、それがダメかというとそんなことはなくてとっても美味なんですが。

 

ガレットはフランス料理なんですね。
この店でもデザート用のガレットもありますが
こちらは甘くない塩味の食事用ガレットです。
甘くないといってもチーズは濃厚で甘くて旨いですけどね。
それに蕎麦のほろ苦さで包まれいてなかなか美味しかったです。

しかも、蕎麦湯を飲みながらガレットを食べるという
なんともヘンテコな組み合わせをしていたのですが
意外にもこれがなかなか悪くないんですよ。
蕎麦湯は蕎麦粉を溶かしたトロットロのものなんですがね。

 

さて、変わり蕎麦もガレットもとても美味しかったのですが
ただ、次回があるなら純粋に蕎麦を堪能できるメニューを選んでみたいです。
それだけが蕎麦そのものが美味かったからです。

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