昨日は午前中に縄文展を鑑賞
昨日の日記に書いたように
昨日は新宿で打ち上げをしてきたわけですが
それは午後の1時からとなっていましたので
その前に上野の東京国立博物館へ行って
縄文展、正確には特別展「縄文―1万年の美の鼓動」を観てきました。
無職でいつでも見に行ける身なのですから本来なら
空いてそうな平日に行った方がゆっくりじっくり見て回れるのでしょうが、
せっかく電車賃払って群馬伊勢崎から東京まで出て行くのですから
ついでに見て来てしまおうという貧乏根性で見に行くことにしたのです。
ケチケチで新幹線やりょうもう号も使わずに行けば
往復でも3,000円強で済むのですが、
それでも3,000円あれば3回は麺紀行できますからね(笑)
というよりも、博物館のチケット代も含めた総額5,000円ほどを
かけてまで縄文展を見に行くかどうかで迷っていたところだったので、
打ち上げで東京に行くならついでに行くかと決心したわけです。
初めてやって来ました東京国立博物館。
開館時刻9:30に対して9:40到着とまずまずのやる気です(笑)
これでも何せ現役サラリーマン時代の通勤時間より早く家を出てきたのですから。
隣接する国立科学博物館では特別展・昆虫をやってますし
上野動物園のシャンシャンも大人気ですから
この辺りはもう家族連れでごったがえしていました。
どちらもちょっとだけ興味はあるんですけどね。
チケット買うのにも少し並んで待ちましたが
縄文展会場の平成館に入るのには入場制限がかかっていて
思いの外待たされることになってしまいました。
まぁある程度は覚悟していたのですけどね。
館内はもっと人混みでごった返していて
特に最初の方の展示品には前にずーと居座ってるような人達がいて
それこそ人垣の隙間からチラッと覗き見する程度しかできませんでした。
仕方ありませんね。
ここの写真撮影コーナー以外の展示物はすべて撮影禁止なので
画像も一品一品の感想もなしとさせていただきます。
今回の展示は縄文時代の「美」に着目しているようですが
正直なボクの感覚としてはゴテゴテ飾り立てているものより
シンプルな造形のものの方に美を感じるので
縄文時代の代表的な火焔型土器とか遮光器土偶とかって
「美」という観点ではあまりピンと来ていなかったのですが
それでもやはり実物を見るとなんでこんな形にしたんだろうかと
いろいろと想像力を掻きたてられて面白いですね。
それに縄文とひとことで括っても色々なものがあって
シンプルながらも独特の造形美をもつものも多く
もっとじっくり見ていたいなと思わせるところでした。
これまで土偶などは製作技術がまだ未熟だったが故に
あまり写実的な造形にできないと思い込んでいたのですが、
中には部分的でもそこそこリアルな形が作られたものもあるので
縄文人は意図的にあのようなデフォルメした造形にしているのでしょう。
となるとやはりどうしてあのような造形・発想が生まれてくるのか
いろいろと思いを巡らせてしまいますね。
きっと単純な美的感覚というより
宗教観や世界観、死生感などから来るものでしょうけど。
せっかくなので、特別展だけでなく常設展(通史展示)も観て回りました。
こちらは撮影可能なものが多くてそこそこ写真も撮ったのですが
まぁなんとなく雰囲気の分かるようなこの埴輪の画像を載せておきます。
こちらはあまり人混みはなく自由に落ち着いて見ることが出来ました。
他人に押されたりど突かれたりしながら見るのは精神的に疲れますから。
同一チケットで本館の「日本美術」の方も見ることができます。
時間が許す限り観て回ることにしましたが
さすがに縄文展からすべてを2時間ほどで回るには無理がありました。
こちらはざっと流して見るくらいしか時間的余裕がなく
しかも体力的にもけっこうヘロヘロになってきてしまいましたね。
それでも刀剣類はそれなりに時間をかけてじっくり見てきました。
ただそれにしても、刀剣を真剣に見ている人ってボクらジジイが少々と
あとはいわゆる刀剣女子といわれる若い女の子ばかりなんですよね。
事情を知らない外国人観光客の目から見たら驚くべき光景でしょうね。
さて、駆け足で回った東京国立博物館でしたが
いっぱい刺激を受けて身体も頭も少々お疲れとなってしまいました。
あまり頻繁に東京までくる気はありませんが
もし次があるとしたらやはり空いてそうな平日にしたいと思います。
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