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プラモ製作(73)レイトンハウスCG901B

B180514_1
前々作前作に続いてまたまた1990年シーズンのF1マシンを作りました。
これまた同様にタミヤの1/20グランプリシリーズのキットで
これはシリーズNo.28となっていて前作のマクラーレンMP4/5BのNo.26から
ひとつ飛んでいるのですが、No.27はF1ドライバー&エンジニアセットですから
タミヤのF1マシンのキットとしては順番通りということになります。
まぁ別に順番通りに作る必要もなにもないのですけどね。

レイトンハウスは日本のアパレルメーカーですが、
バブル真っ盛りの1980年代後半から手広く
そのド派手なレイトンブルーのカラーとともに
国内外のモータースポーツにスポンサー活動していて、
この1990年からはマーチを完全に買収してコンストラクター名も
レイトンハウスになったのでした。

ただ、この年のマシンCG901も前作同様に製作はマーチであり
設計は“空力の奇才”の異名をとるエイドリアン・ニューウェイです。

確かに当時でも空力的にかなり先進的な設計となっていたこのマシンですが
今から見るとある意味で見慣れた感も出ているような空力処理になってます。
逆に言えばそれだけニューウェイの空力設計が奇をてらったものでなく
まっとうなものでありその後に多くのフォロワーが出たということなのでしょうが。

ここでは何度も書いているように、1990年シーズンのF1-GPは
フェラーリvsマクラーレン、プロストvsセナの真向対決の様相で進みましたので、
その中でレイトンハウスってあまり存在感がなかったというのが正直なところです。
空力的に先鋭し過ぎてセッティングがなかなか決まらないのが
成績に繋がらなかったらしいのです。

それでも、このキットになっている改良版のCG901Bを投入した
第7戦のフランスGPではタイヤ交換無しの作戦がピタリと当たって
レース終盤までイヴァン・カペリがトップ快走する活躍を見せています。

しかし!そのカペリをラスト3周で抜き去って優勝したのが
フェラーリのアラン・プロストなんですね。
この時のプロストの高速コーナーでのまさに糸を引くような
美しいライン取りでのパッシングには鳥肌が立つくらい痺れたものです。
こういう荒々しさや激しさとは無縁の芸術的な走りは
まさにプロストの真骨頂というところです。

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さて、キットの方ですが、そんなわけですから
プロストの引き立て役になってしまった感もありますが
その1990年フランスGPでのI.カペリのマシンとして作りました。

デカール類もやはりダメダメでしたから基本のカラーリングはすべて塗装にしました。
もっとも、レイトンブルーは成型色にもなってますし
タミヤの缶スプレーTS41コーラルブルーが使えるので
あまり悩みも苦労もしませんでしたけどね。

ちょっとリアカウルの収まりが悪くて浮いてしまうので
メンディングテープで無理矢理留めて写真撮影しています。
それ以外は全体的に満足できる出来になったかなと思います。

 

なお、毎度のことですがJET-PHOTO の方に
もう少し詳細な画像や別の画像を載せていますので、
暇な時にでも My Plamodel を覗いてみてください。

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コメント

今は懐かしきレイトンハウスですね。
あの頃アパレル業界の物流でバイトしながらの夜学生でしたが、デイタイムのバイト代が時給1000円越えていたので、
レース費用出すくらい余裕があったんでしょうね。
もっとも小杉産業でしたので、レースとは無縁でしたけど。(笑)

投稿: はら坊 | 2018-06-30 18:23

>はら坊さん

バブル経済の申し子ともいえる存在だったのでしょうね。

投稿: JET | 2018-06-30 23:11

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