プラモ製作(71)ウイリアムズFW-13Bルノー
しばらくスバル車ばかり、しかもここ最近はスバル360ばかり作っていたので
がらっと変わってまたタミヤ製F-1を作ることにしました。
ウイリアムズ(Williams)FW-13Bルノー(RENAULT)です。
1/20グランプリコレクションNo.25となっていますから
以前に作ったフェラーリ640後期型の次の製品ということになります。
この頃のタミヤのグランプリコレクションはほぼ全部買ってましたからね。
ということはこれもまた製造されてからずいぶんと経つキットということで
おそらくデカールは死んでいるでしょうから覚悟が必要なのでした。
案の定、もう箱絵からして黄ばんでいます。
箱を開けて、デカールを取り出してみようとしたら
箱の底のボール紙に貼りついてしまってました(-_-;)
そのデカールは色あせて黄ばんでいてヒビも入っていて
やはり明らかに死んでました(T_T)
タミヤってデカールそのものも弱いし台紙の質も悪いのですが
それよりなによりデカールをビニール袋に入れたり
トレーシングペーパーなどで挟んだりとかの配慮もなにもなく
ただ箱の中に入れてるだけのぞんざいな扱いなので、
このように底のボール紙に貼りついてしまったりするんですよね。
見なかったことにしてそっと元に戻したくなる気持ちを抑えて、
だってそうして捨てるわけでもなくかといって
また積んでおいても状態が良くなるわけでもないですから、
出来るところで作っちゃうことにしました。
大判のデカールは台紙からまったく剥がれてくれずに
最終的には粉々になってしまうので、
ロゴ以外の部分はデカールを諦めて塗装としました。
塗装した方が発色は良くなるので悪くはないのですが
マスキングにやたらと手間がかかりますし、
それよりも極細のラインはマスキングのしようもないので
結局は手書きとなってしまいシャープさがなくなっちゃいます。
幾つかのロゴなども粉々になったのをジグゾーパズルみたいに
貼り合せていって、足りない部分は筆塗りで誤魔化してあります。
それでも、右サイドポンツーンにひと際大きく描かれている
キャノンのロゴはどうやっても台紙にこびりついたままで
部分的にも剥がせなかったので、
Webで拾ってきたキャノンのロゴをサイズを合わせて
プリンターで印刷したものを貼って誤魔化しました。
まぁでも全体的に遠目で見ればなんとかそれっぽい出来になったかな。
このウイリアムズFW-13Bルノーは1990年シーズンのF-1を
T.ブーツェンとR.パトレーゼのドライバーコンビで戦ったマシンです。
1990年シーズンのF-1と言うと、もう完全に
A.プロストvsA.セナ、そしてフェラーリvsマクラーレン・ホンダという構図で
それ以外は単なる引き立て役になってしまった印象が残っていますが、
このキットを作るに当たって当時のフジテレビで放送された
ダイジェスト番組を録画・DVD化していたものを改めて観かえしてみました。
この年のウイリアムズはそれでもシーズンで2勝をあげています。
第3戦サンマリノGPでR.パトレーゼがいぶし銀の走りで優勝、
第10戦ハンガリーGPではR.パトレーゼの援護を受けてT.ブーツェンが優勝です。
しかも驚いたことにこのシーズンの最多ファステストラップは
なんとR.パトレーゼの4回だったのです。
古舘伊知郎から「史上最強のセカンド・ドライバー」を呼ばれた男は
全然セカンド・ドライバーなんかじゃなかったんですね。
というわけなので、今回のこのキットでは
ゼッケンNo.6のR.パトレーゼとして作りました。
なお、毎度のことですがJET-PHOTO の方に
もう少し詳細な画像や別の画像を載せていますので、
暇な時にでも My Plamodel を覗いてみてください。
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