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プラモ製作(65)スバル R-2

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童友社の1/24スケール ノスタルジック・ヒーローズ・シリーズNo.22の
スバル R-2 デラックス 1969 (The 1969 SUBARU R-2 Deluxe)を作りました。

“R-2”とハイフンが入ってますから、2000年代のR2とは別物ですよ。
あれは見た目のカッコのために居住性だけでなく視界なども捨て去った
その意味ではスバルの良心も捨て去った軽自動車ですからね。
いろいろと異論はあるかも知れませんが、
ボク的にはそのカッコも全然良いとは思えませんし。

そして、スバルの歴代軽乗用車の中で一番カッコイイのは
このスバルR-2だと思うんですよ。
スバル360も可愛くて良いですし、
軽くするために薄板で曲面を多用したという合理性も素晴らしいのですが、
このR-2のさらに室内空間・荷室空間を拡大しながらも
シンプルにまとめられたスタイルの佇まいの良さは痺れるものがあります。

R-2に関しては語られている歴史資料が360に比べてあまりにも少なく
デザイナーも社内であるとだけで誰だか分かりませんし
だからその時に欧州他車の何かを意識していたのかどうかも分かりません。
ただ、確かに何かに似ている感じが無いでもないですけどね。

それに、R-2も年式を経るごとになんだかデコラティブになっていって
初期のシンプルさが消え失せて醜悪になっていってしまいましたし。
まぁ、当時の日本ではこのようなシンプルなデザインは
安っぽく思われてしまってウケなかったんでしょうけどね。
あっ、今また世界的にもゴテゴテ、ギラギラしたものが幅を利かせてますが(笑)

そして、R-2は開発経緯なども不明な部分が多いのですが
もうこの時代なら、そしてこのデザインならFFにしても良かったはずですが、
そうは出来なかったのはやはり投資が出来なかったのでしょうね。
それだけ経営陣がケチだったのか財務基盤が軟弱だったのか。。。

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さて、キットの方です。
童友社のこのシリーズのキットとしては
この時に作ったいすゞ117クーペがありますが、
やはりそれと同じくらいちょっとガッカリなキットでした。

モーターライズではなくゼンマイ走行になってますが
それでも後席部分は上げ底になってますし
室内だけでなく細かい部分は再現されていません。
それより何より全体のシルエットがどうも変なんですよね。

ボディの下側に向かって絞ってあるコロっとした可愛らしさに欠け
何か袴状のような感じになってしまってます。
幸いにもプラスチックの厚さがかなりあったので
可能な限り削って丸さを出してみましたがそれでもイマイチですね。

本当はサイドのショルダーモール類などもない方がR-2らしいと思うのですが、
それもはじめからモールドされてしまっていて
それを削り取ってスムージングするのはかなり面倒なので
仕方なくそのままで作りました。

下回りもまぁなんとなくそれっぽいところもありますが
鑑賞に堪えるほどのものではないですね。

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キットに入っていたフェンダーミラーは
(実際はボンネットフード、、、ではなくトランクフード上に付いているのですが)
不釣り合いに大きく不格好な砲弾型ミラーでしたので、
手持ちのガラクタ・パーツの中から少しマシなものを見つけて取り付けてます。

その他、排気管らしきものを付けたり、
リアフェンダー前のストーンガードにアルミを貼ったりと
悪あがきをしてみましたが、やはり全体的にはイマイチですかね。
まぁでもこんなものでしょう。

 

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最後におまけ画像です。
最近、散歩の途中で見かけたスバルR-2
崩壊状態ですが(T_T)

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