プラモ製作(56)プジョー205 T16
案の定、そのデカールは見ただけでもヤバイ状態であることが直感できました。
全体的に色褪せているし細かいヒビが見てとれるし
所々カビのようなものがこびりついているようにも見える状態です。
リキッドデカールフィルムの2度塗りでなんとか対抗しようとしましたが
やはり対処できない部分もあって粉々に粉砕してしまったデカールもありました。
同じ一枚の台紙のデカールであっても大丈夫なものとダメダメなものとが
混在していると本当に対処のしようがなくて困ってしまいますなぁ。
ちなみに、このキットの製造は1985年11月となっていました。
まぁ30年以上前のキットなので仕方ないところでもありますが。。。
エンジンルームも室内もかなり精密に再現されているので
作り応えのあるキットでしたね。
タミヤにしては微妙に部品同士の合いが悪くて往生こいた部分も多いですが
この年代のF1のキットでも似たようなものだった気もしますから
タミヤもその程度だったのでしょう。
まだ3次元CADとか導入されてなかったでしょうから
設計者の腕の差が出ているのかもしれません。
それでも、1985年のモンテカルロ仕様を
その年の秋にはキット化してるのですから
製品化のスピードには恐れ入りますね。
それなのに30数年もただ積んでおいただけというのは
ある意味設計者に失礼な行為だったのかもね。
本当は水色の大型アンダーガードで下回り全体が覆われるのですが
それでは一生懸命に作ったところが全く隠れてしまいますから、
その前に製作途中で撮影しました。
その大型アンダーガードはビスで取り付けるようになっているので
完成後にも取り外し可能なんですが、
ルーフにアンテナを付けた状態で、つまり机の上で裏返せない状態で
小さく固いマイナス・ビスの脱着はやりたくないですからね。
また、その大型アンダーガードはクリアパーツで作られているので
敢えて塗らずにクリアーのままにして
下回りのメカ類の観賞用として完成させるという手もあります。
もしもう一台作るとしたらそうするかも知れませんが。。。
さて、実車の205ターボ16ですが、ボクは海外ラリーを観戦したこともないので
ワークスラリーマシンを見たこともないのですが、
(’87東京モーターショーではパリダカ仕様が展示されてましたが、、、)
ボクが入社直後(1986年)に配属された部署にはどういうわけか
その205ターボ16の(ホモロゲ用)ロードカーバージョンがありました。
自称・親分という上司に理由を聞いてみたら、
なんでも当時にスバルブラットをベースにミッドシップ4WDにした
グループBカーを検討するためだとのことでした。
が、腹黒い方なのでどこまで真実なのかは分かりませんでしたけどね。
当時のスバルはサファリラリーなどの耐久ラリー系くらいしか
本格参戦してませんでしたからWRCフル参戦なんてありえないので、
プジョーやランチャに対抗するグループBマシンというわけではないでしょう。
パリダカなどのラリーレイドを考えていたのかもしれませんが、
そういう名目だけで予算貰って×××していたのかもしれません(-_-;)
その205ターボ16はほんの少しだけ動かしたことがあります。
移動させただけなので加速とかハンドリングとかまったく分かりませんでしたが、
クラッチがやたらめったら重くてこんなのまともに乗れないなと思ったことだけは
記憶していますね。
205ターボ16のもうひとつの想い出は、これですかね。
2003年の寿獅オフのひとこまです。
えーと、オーナーさんのお名前は失念してしまいましたorz
なお、毎度のことですがJET-PHOTO の方に
もう少し詳細な画像を載せていますので、
暇な時にでも My Plamodel を覗いてみてください。
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コメント
懐かしいなぁ。私も高専時代につくりましたねぇ。
実家と共に解体されましたが...
205T16のオーナーさんはK谷さんですが、3年前のFBMに息子さん二人と3台のプジョーでいらしてました。お父さんが205T16、長男さんが407クーペ、そして次男さんがビカビカの504!
投稿: junk | 2018-04-17 23:49
あ、長男さんは406クーペの間違い。
投稿: junk | 2018-04-17 23:51
>junkさん
御無沙汰です。
K谷さん、そうそう思い出しました!
それにしても、羨ましい一家ですなぁ。
投稿: JET | 2018-04-18 03:32