プラモ製作(48)SR311フェアレディ2000
前作のコンテッサ・クーペに続いて有井製作所の1/32スケール
オーナーズ・クラブ・シリーズのフェアレディ2000を製作しました。
箱絵には2000GTと書いてありますが車名はフェアレディ2000ですし
GTというグレードが存在していたという記憶もないですし
このライトウエイト・スポーツのジャンルでGTというのも変な気がしますが、
本当のところは詳しくないので分かりません(笑)
まぁ1967年式ということですから、SR311型として知られているものですね。
前作のコンテッサ・クーペは実物を見た記憶がほとんどないと書きましたが
こちらのSR311フェアレディは博物館や旧車イベントなどでは
何度も見かけたことがあります。
それでも、子供だった発売当時も含めて特にこのクルマに憧れを抱いたり
羨望のまなざしで見ることはなかったので、さしたる強いこだわりもありませんが。
というわけで、今回もこのちっぽけなキットをサクッと作っちゃいました。
ボディはほんの少しアイボリーがかった白でいちおう塗装してます。
細部は塗装ムラとか接着剤のはみ出しとか
そもそもクリアパーツの成形時の歪み・傷など悪評の有井品質もあって
ちょっと汚い感じになっちゃいました。
ただ、見ようによってはこの年式らしい良いヤレ感が出てますが(笑)
このキットで面白いのは、下回りが少々再現されているところです。
フロントサス&クロスメンバー一式とミッション、プロペラシャフト、デフ、
リジットアクスル&リーフスプリングなど一式となった
2つの別パーツを接着するようにもなっています。
つまり、ダットサン・トラックのシャーシを流用しつつ
X字型の補強メンバーが追加されたというWikipediaの記述を裏付ける
そんな構成が分かりやすく再現されているということですな。
その他、エンジンオイルパン、燃料タンク、排気系もモールドされていて
前作のコンテッサと比べると雲泥の差があります。
そう、どうも下回りだけでなく全体の設計がとても同じシリーズのものとは
思えないくらい違っているんですよね。
例えば、コンテッサではエンブレムなどはすべてデカールとなっていて
メーター類もデカールとなっていましたが、このフェアレディでは
それらはすべて凸モールドで塗装するようになってます。
コンテッサではレンズ類はほとんどがクリアーパーツでしたが
このフェアレディではヘッドランプ以外はクリアーパーツではありません。
なので、リアコンビランプなどはクリア接着剤を丸く盛ってから
クリアレッド等で塗装するなどしてレンズ感を出したりする必要がありました。
もっとも有井品質なのでクリア部品だとしてもそのまま使えないでしょうけどね(汗)
というわけで、前作コンテッサもこのフェアレディも元の設計・金型製造が
同じLS(エルエス)だったのかどうか怪しくなってきましたが、
まぁそこに拘る必要もありませんからこれはこれで良しとしましょう。
何が“良し”なのかも自分で書いてて分かりませんが。。。(笑)
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