第6回古代東国文化サミットへ行ってきた
第6回古代東国文化サミットというイベントへ行ってきました。
開催場所は高崎市にある綿貫観音山古墳(国指定史跡観音山古墳)です。
例によって日曜日はポイント3倍デーなので
近所のスーパーマーケット・ベルクで買い物してから出動します(笑)
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11:00くらいに会場入りしたのですが
無料配布の古代料理(イノシシ汁)の列に並んだところで
あっけなく品切れ終了となってしまいましたorz
ステージイベントの創作古代劇というのも観たときには
すでにフィナーレの挨拶となってましたorz orz
その他のイベントはほとんどが子供向けな感じでしたので…
ぐんまちゃんだけ画像に収めてここは終了とあいなりました。
ぐんまちゃんの衣装は古代の馬に扮しているのではなく
古代人に扮しているんですね(笑)
で、実は本命はこちらの方だったんです。
綿貫観音山古墳のすぐ近くにある群馬県立歴史博物館でも
この古代東国文化サミットの講演会などのイベントが行われているのです。
講演会開始までは時間に余裕があったので
まずはこちらの11月26日までの期間限定の企画展である
「海を渡って来た馬文化 -黒井峯遺跡と群れる馬-」を見学します。
前回来た時にこの企画展もまた見てみたいと思い
平日にでもゆったりと見に来ようと考えていたのですが
日曜でも混んでないようなのでこの機会に見てしまおうという魂胆です。
企画展は写真撮影禁止となっていましたし
前回の日本刀みたいに一本一本穴が開くほど見つめるものでもないので
説明文をふんふんと読んでいくと意外にあっさりと見終えてしまいました。
常設展の方は前回じっくり見たので今回はスルー。
まだまだお目当ての講演会まで時間があきますから
その前に「東国文化自由研究」発表会を覗いてみました。
小中学生が自由研究したものを応募したものの中から
各賞を受賞した研究を発表するという会だったようです。
さすが賞をとるだけあって研究内容も発表の仕方も
とても小5、中1、中2とは思えない素晴らしいものでしたよ。
そして、やっと講演会のはじまりです。
お題は「木曽馬から探る古代馬の生態」です。
講師は中川 剛氏。
なんですが、この中川 剛氏は木曽馬保存会の方ということで
講演のほぼ9割がたが木曽馬の歴史と木曽馬の保存および
保存会の活動内容の説明となっていて
古代のコの字も東国のトの字もまったく無縁の話でした。
木曽馬の歴史といってもほとんど幕末以降現代までの話ですし。
で、最後にちょろっと古代の馬はどうだったんでしょうか?
と自らの疑問を投げかけて終わるという
なんとも消化不良感のある講演でした。
講師の方には荷が重い専門外のお題だったのでしょうね。
そんな中でもちょいと興味を持ったのが、
馬は体重の2倍くらいの荷まで運べるとのことですが
その場合はそんな長距離は移動せずに次の馬屋まで行っては
別の馬に荷を載せ替えてを繰り返して運んでいたとのことです。
となると特に道も馬屋も整備されていない古代では
馬が物資輸送の主役になっていたとは考えづらいですよね。
また、馬はかなり泳ぎが上手らしく船に乗せなくても
大陸から連れてこられたのかもしれないとのこと。
なるほど、それなら逆にその後に河で船を曳いたりするのに
馬を使えるわけで、そちらの方が遥かに大量の物資を効率よく運べる気がします。
やはり古代では船で(冬の積雪した)分水嶺を超えて東国にも
大陸文化とともに馬も渡来したのではないでしょうか?
と誰もそんな説を唱えてくれないのですが。。。
ちなみに、群馬県立歴史博物館の次の企画展は
「昭和なくらし、そしてスバル。」 12/16~2/25です。
タイミングがアレですが、スバルファンの人は是非行って見ましょう!
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コメント
上毛かるたで「しのぶ毛の国二子塚」というのがあるのですが,二子塚という特定の古墳があるのではなく,前方後円墳を二子塚と云うらしいです.
(最近,上毛かるたに登場する史跡で,今まで行ったことがないところを訪ねてみる,ということをやっています.)
投稿: shiba | 2017-11-20 08:58
>shibaさん
上毛かるた聖地めぐり、いいですね。
ボクは群馬生まれでもないし子供もいないので
なかなか上毛かるたには縁がなかったのですが、、、
投稿: JET | 2017-11-20 10:11