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早期リタイア、早期退職、アーリーリタイア…

ボクは自分自身が定年前に退職したことを「早期リタイア」と呼んでますが、
人によっては早期退職とかアーリーリタイアとか言いますし、
あるいはセミリタイアとか言う人もいますし、
脱サラというのも似たような表現かもしれません。

これらの言葉の厳密な定義があるわけではないので
それぞれの人が好きな言葉を使えばそれでいいのですが、
そのニュアンスの違いをいちおうボクなりに解釈して
それに基づいてボクは「早期リタイア」という言葉を使うことにしています。

今日は少しその理由を書いていきたいと思います。

まず、「早期退職」ですが、これは「定年退職」という言葉に対して
定年まで待たずに早く退職したということになるでしょう。
その意味では、ボクの場合でもまさしく「早期退職」で間違いありません。

ただ、退職した後に別の仕事をするのか何もしないのか
それは「退職」という言葉だけからはイメージが湧きません。

30代や40代前半くらいまでなら、次にまた仕事をする場合は単に「転職」、
あるいは独立起業するなら「脱サラ」とかの言葉を使うのが普通でしょうが、
50代とかだとたとえ「転職」であっても「早期退職」ということもありそうです。
今までの会社生活に重きをおけば「早期退職」これからの将来に重きをおけば「転職」
なのかもしれませんが、いずれにせよその辺りのニュアンスをもう少し織り込みたいです。

一方、「リタイア」=retirement は単に「退職」をカタカナ英語にしただけですが、
そのretirement は本来は「定年退職」という意味でありつつ、
同時に「引退」「隠居」というニュアンスを持っています。
なので「早期リタイア」という言葉なら、「定年退職よりも早く退職して隠居する」
というイメージを醸し出すことができそうです。

それなら、いっそのこと「アーリーリタイア」と全部カタカナ英語にすれば良いのか?
確かに、「アーリーリタイアメント」と欧米で言えばちゃんと通じるでしょうね。

ただ、日本にいて「リタイア」という言葉はスポーツ選手の引退などで普通に使われて
イメージも湧きやすいのに対して、「アーリー」という言葉は簡単な英語であっても
日常的に日本語の会話の中ではあまり使われない言葉です。
「アーリーリタイア」よりも「早期リタイア」の方がピンとくる人は多いでしょう。

 

それに、どうも「アーリーリタイア」というと欧米型の成功者の典型のような
40歳くらいまでに大成功して莫大な富を気づいて引退するようなイメージとなりがちで、
それはボクの場合にはまったく当てはならないのでこの言葉は使いたたくないんです。
まぁ、ボクの勝手な思い込みなのかもしれないですけど。

最期に「セミリタイア」という言葉ですけど、
これは「セミ」=semi という英語の接頭語、意味は「半~」ですから
完全にはリタイアしていなくて半リタイア状態にあるということになりますから、
例えばアルバイトなどしつつ会社勤めはやめたとか
たとえ働いていなくとも何らかの不労所得(年金等を除く)を得ていたりするのを
「セミリタイア」と呼ぶのが適切ではないかと思っています。

なので、定年退職してもセミリタイア状態の人もいるわけでしょうから
早期退職と同列でセミリタイアと言うのはちょっと違和感があります。

かといってわざわざ「フルリタイア」とか「完全リタイア」という必要もないですし、
「セミ」と「フル」も程度問題だったりするので、あまり拘る必要もないでしょうけど。

 

ということで、何が言いたいのかよく分からない内容になってしまいましたが、
まとめると「定年退職より少し早く自ら退職して隠居して慎ましく暮らす」
というイメージの言葉として、ボクは「早期リタイア」を選んで使っているのです。

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