プラモデル製作(29) ベネトン・フォードB188
水に浸ける前からデカールがあちこちヒビ割れしているのが目視で分かります。
それだけではなく所々茶色っぽく変色しちゃっているデカールも目につきます。
ヒビ割れにはリキッドデカールフィルムでなんとか対処しましたが
それでも何ヶ所かは切れてしまってつぎはぎしながら貼ることに。
たとえ切れてしまわなくても貼る前からヒビ割れているデカールは
貼ってもヒビが入っているように見えてしまいイマイチです。
さらに、変色しちゃってる部分はどうしようもありません。
30年前に作って変色しちゃったプラモデルみたいです。
しかも、何故だか一部のデカールが不思議なことに
滅茶苦茶柔らかくてすぐにクシャクシャと縮まって丸まってしまうんですね。
どうしてこんなことになるのか全く理解できませんでした。
同じ1枚のデカールシートなのにこうも品質の違いが顕著だと
単なる経年劣化とか保管状態の問題では片づけられないですね。
これはどう考えても製造品質に問題ありと言わざるを得ません。
どうもタミヤのデカールの品質は問題ありのものが多い気がします。
断言することは出来ませんが、模型界の王者とも言えるタミヤが
この品質では呆れるばかりです。
そんなこんなでテンションだだ下がりのまま作っていたら
塗装ももろかぶりで失敗してしまいました。
まっ、いちおうそれっぽく帳尻合わせて完成までもってきましたが
やはりうーんな出来ですね。
なお、カーNo.19はアレッサンドロ・ナニーニのマシンになります。
1988年のF1はマクラーレン・ホンダが圧倒的な強さを誇ったシーズンで
このベネトン・フォードもさしたる活躍もなく、
ボクもさほどの思い入れも何もないのですが、
それでも何故かベネトンのカーディガンなど着ていた記憶もあるので
なんらかの感化を受けていたのかもしれません。
また、1988年当時はA.ナニーニについても特に思い入れもなく
むしろ1988年日本GPでボクの大好きなM.アルボレートが駆る
フェラーリF187/88Cをグラベルへとはじき出した憎いやつ
というイメージさえ抱いていたのですが、
翌1989年の日本GPでの優勝で注目するようになりました。
もちろん、ただ優勝したから好きになったわけではなく
例のプロストvsセナの因縁のシケイン・アクシデントがあったレースで
A.ナニーニの振る舞いや言動に好感を持ったからです。
でも、その翌年A.ナニーニはヘリコプター事故に遭ってしまい
F1での活躍も終止符をうたれてしまうですよね。
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