お富士山古墳の長持形石棺を見てきたけど…
伊勢崎市内にあるお富士山古墳から発掘された石棺(のレプリカ)が
今月いっぱいまでの期間限定で市役所内に展示されている
とのことなので、どんなもんだかとちょっくら見に行ってきました。
お富士山古墳とは伊勢崎オート近くの伊勢崎市安掘町にある
5世紀中頃の築造とされる前方後円墳です。
JR両毛線の敷設のために前方部分が削られてしまっていますが
後円部分の頭頂部には富士浅間神社があります。
ここから発掘された石棺は畿内・大和王権の大王と同様なものであることから
この地と大和王権との繋がりが大きかったことを物語っていますし、
ここに葬られたのはどんな人物だったのか興味が持たれることです。
そんな石棺ですから一度は見ておきたいというものです。
が、しかし、実は…
このレプリカの石棺は昨年にスマーク伊勢崎の
「古墳発掘!!」というイベントで公開されたものそのもので、
ボクもその時にいそいそと出掛けて行って見ていました。
そもそもこの石棺、レプリカでなく本物はどこにあるのかいうと…
お富士山古墳の富士浅間神社の境内の奥にガラス越しですが
いつでも見られる状態で保管されているのです。
この写真は朝の散歩で立ち寄ってみた時に撮ったものです。
ですから、今回の特別展示でもわざわざ見に行く必要もなかったのですが
石棺だけでなく何か別の資料なども展示してあるのかなと思って、
見に行ってみたわけですよ。
なんですが、見事に期待を裏切られて石棺だけがポツンと展示されてました。
唯一の新発見はこの石棺のレプリカは拳骨で叩くとポコンポコンと軽い音がして
想定通り中空のプラスチックなどで作られているだろうということです。
あっ、「お手を触れないでください」ですからボクは叩いていませんよ。
たまたま小さな女の子が寄ってきて日本語でない言葉をつぶやきながら
石棺の端を手で叩いていたのでその打音を聴いただけのことです(笑)
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