プラモデル製作(23) カウンタック5000QV
前作でフェラーリF40を製作しましたから
今度は対抗してランボルギーニを作りましょう!
スーパーカー世代としてはフェラーリvsランボルギーニですからね(笑)
もっともそれは1970年代のことですから
512BB vs カウンタック(LP400)なんでしょうけどね。
しかしですね、このカウンタック5000クアトロバルボーレ
(略して5000QV)は1985年発売なんですよ。
しかもこの後カウンタックは25thアニバーサリー・モデルが
なんと1990年まで作り続けられることになるのです。
ですから1987年発売のフェラーリF40と
年代的には完全に重なっているんですね。
ここにフェラーリとランボルギーニの明暗がはっきりと見て取れるわけです。
ベルトーネ(時代のマルチェロ・ガンディーニ)のデザインが
いかに先鋭的だったのかということもあるでしょうが、
やはりこの時代のランボルギーニ社にはニューモデルを
出したくてもその力(資金)がなかったということでしょうね。
そしてもうひとつ、前作はタミヤ製でしたが今回のはフジミ(FUJIMI)製です。
このころのフジミは自動車プラモデルでもタミヤと双璧をなすメーカーでした。
その中でもこの1/24エンスージアストシリーズは非常に精密な作りとなっています。
タミヤはなるべく簡単に製作できるように設計されているのに対して
フジミはわざと難しく作り甲斐があるように設計しているのではないか
とさえ思えるような異常に細かく複雑なパーツ割なのが特徴です。
もっとも今のフジミの製品にはそんな執念や情熱は感じられないのが残念ですが。
もう今のプラモデル業界はかなり厳しいんでしょうけどね。
そんなフジミのカウンタック5000QVですが、
どうもこのキットは以前のカウンタックLP400あたりをベースに
オーバーフェンダーやスポイラー類、その他必要なパーツを追加しているらしく
さらにその分だけパーツ数が増えています。
ただでさえ膨大なパーツ数で箱満杯なのに大物パーツが追加されているので
もう箱の中がぎゅうぎゅうになってしまっています。
その影響かどうか保管状態が悪かったからなのか
ボディの一部が変形してしまっていました。
右のAピラーが歪んでしまっています。
また、フロントフードがそり曲がってしまっていてちゃんと閉まりません。
いっそのこと開かないように裏から当て板して接着しちゃうことも考えましたが
まぁこの合いの悪さもまたカウンタックっぽいかなと思って(失礼ですね)
ドライヤーで熱して少しだけ修正して使用しました。
プラモデルでドア開閉にするのは合いの悪さなどのデメリットもあるのですが、
やはりカウンタックと言えばこのドアの開き方にカッコ良さを感じるものですね。
ちなみにこのドアの呼び名はガルウイングドアではありませんよ。
シザードアというそうです。
これもよく再現されていて、中にピアノ線を仕込むことで
開いたままでも摺り落ちてこないように工夫されてます。
まぁとにもかくにも相当に作り応えがあるというか
かなり難しくて何度も落ち込みながらやっと完成に至りました。
あまりにも難しかったので出来がどうのこうのより
完成しただけで満足感・達成感が得られましたよ。
なお、毎度のことですがJET-PHOTO のMy Plamodel の方にも
もう少し詳細な画像を載せています。
また、台数が増えてきて縦に長くなり過ぎたので
全体の表示の仕方も横を8列にして少し変更しました。
見やすくなったかどうか微妙ですのでご意見いただければ幸いです。
さらに、2,3年滞っていた車輪モノのアルバムの追加・更新もしました。
興味がおありの方、暇な方は覘いてみてください(笑)
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