プラモデル製作(14) スバル・レックス・ターボ
それが無茶苦茶面白くてコントローラブルで感銘を受けて
その後ジャスティを新車購入するきっかけになりましたし、
その後も足車としてもう一度中古のレックスを買うことにつながったと思います。
そんなわけでこのプラモデルを作りましょう。
日東科学のスバル・レックス・コンビ・ターボです。
当時の軽自動車のプラモデルは1/20スケールのものが多いのですが、
これは珍しく1/24と小型車と同じ縮尺になってます。
それでいて当時の安いプラモデルらしくモーターライズ仕様になってます。
このキットの凄いところはFF(前モーター前輪駆動)を実現しているところです。
当然ながら転舵もできるようになっています。
もっとも実車と同じ前輪駆動というメカそのものに意義があるというより
ボンネット内にモーターやら駆動機構を収め
単三電池1本を後席下に収めることでディスプレイモデルとしても見られる
室内空間を再現していることです。
レックス・コンビのコンビは商用登録バンに付けられたサブネームです。
当時商用登録・4ナンバーは物品税が非課税のため5ナンバーより格段に安く、
アルト47万円を発端に各社これら軽ボンバン全盛となっていました。
ただし、後席より荷台を広くしなければならない規定のため
後席は子供でも座れないほど狭い軽ボンバンがほとんどでした。
それに対しレックス・コンビはクラス最長のホイールベースをはじめとした
卓越したパッケージングで荷台も後席もクラス最大のスペースを誇り
子供なら十分、大人でも短時間なら使える後席を確保していたのです。
その素晴らしいパッケージングをこのプラモデルは
モーターライズのプラモデルの世界で実現しているのです。
いや凄い! って何を褒めているか分からなくなりますが(笑)
そんな独創的なプラモデルですが、、、
実は大昔の学生時代に作ろうとして塗装失敗して
お蔵入りにしてしまっていたものみたいです。
当時の記憶がありませんが…
ただ、このプラモデルはいまや新品での入手はかなり困難になっているようなので
このままお釈迦にしちゃうのはもったいないから
なんとか体裁を整えて復活させることにしました。
なんとかほどほど見られるくらいまでになりました。
塗膜が厚くてキャラクターラインやロゴマークがぼやけてしまってますが
遠目から見れば誤魔化しが効くかな。
後席は折りたたんで荷室にすることも出来るというのが
前述のパッケージングうんぬんに通じる主張を感じます(笑)
なお、リアゲートも開閉式なのですが合いを考えて固定して作ってあります。
下回りは完全再現とはいきませんがモーターライズとしては
良くできたものとなっています。
スペアタイヤ部分が走行用のスイッチになっているというのも
凝っているというかアイデア賞ものですね。
もっとも今となっては、そして個人的にはそこまでして
モーターライズにしなくても良いのになと思うわけですが、
まぁ当時はやはりモーターライズにしないと売れなかったのでしょうね。
モーターライズという制約の中で最大限ディスプレイに堪えるものを設計する、
そんなエンジニア魂を感じるプラモデルキットだと思います。
軽(商用)自動車枠という制約の中で最大限実用に堪えるものを設計する、
そんなエンジニア魂にも通じるものを感じます。
出来ればもう一台新品で入手して作ってみたいプラモデルです。
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コメント
懐かしい!
ケッコンして実家を出たとき、まさにこのコンビ・ターボに乗ってました。
サンルーフはありませんでしたが、色も黒でした。
乗りやすいし、キャンプに行く荷物もたくさん乗るし、本当に良い車でした。
プラモは、このターボモデルは入手できず、黄色いFFコンビを積んであります。
いつかこのコンビ・ターボに改造して作りたいと思ってるんですけどねぇ...
投稿: ぶらっと | 2017-07-23 23:39
>ぶらっとさん
おおっ、初代レガシィが最初のスバル車だと勝手に思い込んでいましたが
違っていたんですね。
日東のこのシリーズ、ホントに再販してもらいたいですね。
投稿: JET | 2017-07-23 23:50