プラモデル製作(11) シトロエンDS19
早期リタイアしてプラモデル製作を再開してから
色んなメーカーの色んなシリーズ、色んな縮尺スケール、
ミニ四駆風なものから凝ったフルディスプレイモデルまで、
モデルとなっている実車もスクーターや旧車やコンセプトカーなど実に様々。
まったくもって節操もなくとりとめもなく作っておりますが、
学生時代に作っていた時は似たようなものを
しつこくシリーズで作っていたような記憶があります。
例えばタミヤの1/20のF1シリーズならそれを何台も続けて作り、
1/12のオートバイならそれも続けて作りという感じでした。
当時と今とでどうしてそのような違いが生じているのか自分でも分かりませんが、
まぁ理由を考えるより作りたいものを作りたい時に作るのが良いでしょう。
なんて前ふりしてきて、今回作ったのは前回のプジョー403に続いて
エレールの1/43スケールのシトロエンDS19です。
ただ、プジョー403はA4白黒の組立て説明書だったものが
A3より大きなカラー(5色刷りくらい)のものになっていて
少なくとも塗装指示は少し分かりやすくなっていました。
クリアパーツ以外は成型色(今回は白)一色なのは変わりませんし
バリ、パーティングライン、ヒケも酷いのは変わりませんけどね。
前回とっても苦労したウインドゥガラスの合いに関しても
今回のモデルではDSの特徴的なリアウインドゥの周り込んだ造形も再現され
前側からルーフとリアシェルフの間に差し込むよう入れて
その後にフロント部分をルーフ側に押し込むとパチンと嵌って
接着せずともカッチリ・キッチリ取り付けられるというすぐれた設計でした。
箱絵には「26ピース」と記載されていますが
それが「たった26ピースだから作るの簡単」という意図なのか
「26ピースもあるから細部まで再現」の意図なのかよく分かりません。
どっちもどっちという感じもしますが。。。
なお、前作のプジョー403同様にタイヤはゴムではなく
ホイールリムと一体になったパーツを表裏貼り合わせる方式ですが、
トラクター用タイヤみたいなトレッドパターンが刻まれてました。
それでも組み上げてみるとそれほど違和感がなくなったのが不思議です。
どうしようもなく苦労したところもなかったですが、
それでもこれだけ小さなモデルですから
塗り分けなどで意外に神経を使いました。
DSは何度も実車を見たこともありますが
なかなかいい雰囲気に仕上がったと自己満足しています。
同じ1/43スケールでもダイカスト製のミニカーに比べて重厚感に欠けますが
それがまたシトロエンっぽくもあるような気がしています。
まぁボクの勝手な解釈ですけどね。
それにしても前作のプジョー403の実車がピニンファリーナ作の
モダンなスタイルで登場したのが1955年なわけですけど、
その同じ年にこのDSは発表・発売されたんですね。
いかにこのDSががブッ飛んだ超未来車志向だったのかが分かりますね。
そして、このモデルだけはどうしてだかリアサスペンション部分のみ
ハイドロニューマチックのスフェアやシリンダーらしきものを
別パーツで接着するようになってます。
それ以外のエキゾーストパイプやエンジン、ミッションの底部は
なんとなく雰囲気だけの一体成型で簡単な塗装指示があるだけですが、
シトロエンDSではハイドロだけは肝だから外せないということなんでしょうかね。
こういう変なところにこだわるのがフランス流、エレール流なのかもしれません。
| 固定リンク
コメント
あっちの人にとっては、26ピースは、多いんではないかと!?
投稿: nasa | 2017-07-14 20:49
>nasaさん
あっちの人でもそっち系の人も多いかと思うんですけどね(笑)
子供が対象なのかもしれませんが…
投稿: JET | 2017-07-15 05:25