ぐんま天文台
群馬県吾妻郡高山村にある 県立ぐんま天文台 というところへ行ってみました.
その前に腹ごしらえ(笑)
何回か寄ったことはある 道の駅 こもち です.
結構賑わっていたので大型車用駐車場に停めることに.
ここにお蕎麦屋さんがあるらしいのですが,
今までの記憶だとそれらしいお店の見覚えはありません.
道の駅からちょっと離れた場所にその店はありました.
「こもち庵」というお店です.
いちおう道の駅 こもち から案内標識は掲げられていますが,
ちょっと分かり辛いですね.
やや赤みがかった蕎麦は細めでしっかり硬い麺なのに
表面はつるっとした食感で,喉越しの良いものです.
ただ,蕎麦の香りや味はあまり感じられないので
喉で味わう蕎麦ですかね.
その割に刻み海苔が大量で
その香りはいいものの喉越しは張り付く感じがマイナスですけどね.
天婦羅は見た目以上のボリュームで
特に舞茸の天婦羅は塊になっていたこともあり
正直完全攻略できませんでしたorz
で,ぐんま天文台の駐車場に到着.
ですが,ここから遊歩道…というか階段を登って行かなくてはいけません.
これは夜に天文観測するのに自動車のヘッドライトが邪魔になるので
離れた場所に一般駐車場が設置されているという理由によります.
なのは良いのですが,遊歩道の途中にこんなものが設置されています.
なんだか分かりますか?
熊避け用の鐘です.
確かに夜間にこの道をひとりで登っていくのは怖いですね.
本日わざわざ昼間にここに来たのは,このバックヤードツアーが目的です.
普段は見られない裏側が観られるというのです.
どうも,“裏”という言葉に妙に反応しちゃうのですよorz
これがその150cm望遠鏡です.
あっここまでは“表”ですよ.
いちおう,人間の目で直接見覗くことができる望遠鏡としては世界最大のものだそうです.
それでも赤外線撮影,冷却CCD,スペクトル解析用分光器などの
計測機器も充実してます.
ここからが“裏”です.
まっ,裏と言ってもエッチなこともヤバイことも何もないですけどね(笑)
ここは望遠鏡の制御&計測・解析室です.
実際の天文観測としては望遠鏡を直接見ていることはなく,
つまりは望遠鏡のある部屋にいることはなく,
ここでパソコンを通じて様々なデータを取得しているということになるわけです.
望遠鏡の制御もこの部屋から行なっているわけですが,
どうやら望遠鏡の制御だけはWindows PCでやっているらしい.
それ以外は全てUNIX,Linux系とのことです.
詳しくないのでよー分からんですが.
なんとなく大学の研究室のイメージがありますねぇ.
次に望遠鏡の下部を見に行きます.
ここも普段は見られないところとのこと.
半分倉庫状態となっているのは弊社の実験室でも似たようなものですので
理系の性というものなのかも知れませんね(笑)
にしても,赤外線カメラの冷却用(-200゜Cレベル)のヘリウム熱交換器を
この部屋に設置してあるので,この部屋も低温に保つ必要があって
そのためにエアコンでガンガン冷却しているってのは
直感的に非効率な気がしますが…
その他には反射望遠鏡の主鏡を洗浄するための架台(右)があるけど
今まで一度しか使ったことがないとか,
それを外部に点検に出すために搬出する専用の穴が
この部屋の天井と床にあるとか,
まぁある意味どうでもよいけどとっても興味のある話を聞くことができました.
その後,外に出てドーム外観を見ます.
手前の大きなのが今回のバックヤードツアーの対象の150cm望遠鏡用のドーム.
奥に見えるのが65cm望遠鏡用のドーム.
他に太陽望遠鏡があります(画像中央)
ちなみに地面から高床式みたいになっているのは
地表の陽炎の影響を少なくするための工夫なんだそうです.
また,ドーム外周にあるヒゲみたいなトゲトゲは落雷防止なんだそうですが
説明員曰く効果は不明とのこと(笑)
避雷針では計測機器へのダメージは防げないので
雷そのものが落ちにくくする対策をするしかないらしいです.
とかなんとか,色んなトリビアを教えてもらいバックヤードツアーは終了.
いや~,ナニか為になった感じはないですが,面白かったです.
おまけ,というわけでもないですが,
屋外には古代の天文観測とも歴制定とも言えるような遺跡を再現したものもあります.
ちょっとしたパワースポット感もあってなかなか興味深いですね.
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