リコール修理

小うるさくなった１８歳の冷蔵庫ですが，
リコール対象製品ということが判明したので，
いちおうメーカーに連絡を入れました．

ら，早速返事が来て，すぐに点検・修理させてくださいとのこと．

面倒なわけですが，
いちおうリコール制度の意義などは否が応でも理解している立場にいるので(笑)
点検・修理に応じることとなりました．

そして，本日，作業員が来てくれて，修理してくれました．
冷凍庫の裏蓋を外して，何か所かにエプトシーラーを貼って，，，
組み付け直して，ハイ終了．早っ．

なので，消耗部品が新品同様になったわけでもないですし，
音が静かになったわけでもなく，
当然ながら省エネになったわけでもありませんので，
依然として「買い替えるかどうか」というもやもや感は残ったままです．

ちょっと損得勘定をしてみましょうかね．

と言っても使用環境によってそれぞれの部分もありますし，
ボクの家での使用環境を把握するにはワットチェッカーなど用意しなくちゃいけないし，
それでも夏・冬など一年を通じた環境はすぐには把握できないし，，，
なので，細かいことは言わずにざっくりとだけ計算してみましょう．

あまりにざっくり過ぎて，多分他人の参考にはならないでしょうね．
ボク自身が納得できる程度の内容ですので，あしからず．

最近の冷蔵庫は省エネと言っても，それは４００Ｌクラスより大容量のもののようで，
一人暮らしに最適な（？）サイズ用ではあまり省エネとは言えないようなので，
とりあえず４００Ｌクラスで実販売価格が安めで省エネ製品を探してみると，
例えば日立のSL R-SL470CMとかでは
　販売価格１１万円程度（価格ｃｏｍ最安値）
　年間消費電力（カタログ値）１９０ｋＷｈ
　
となってます．

これに対してボクんちで使っている１８歳の冷蔵庫
富士通ゼネラルのER-F39MB-Hでは
　月間消費電力（カタログ値）５７ｋＷｈ
となってます．

ただし，ここで気を付けなくてはいけないのは
消費電力の表示方法・計測条件が途中で変更になっていることです．
そのまま単純比較はできないのです．
１９９４年にＡ法からＢ法に，１９９９年にＣ法に，そして２００６年にＤ法になってます．
ボクんちの１８歳冷蔵庫はＢ法での表示になっているわけです．
Ｂ法からＤ法へとは一概に換算できないのですが，
調べてみても色んな換算率がでてきて困ってしまいます．
１．３～１．８倍（平均１．６倍）と書いてあるところや，
ざっくり２倍と書いてあるところや，
もっともらしく３～４倍なんて書いてあるところもあります．

１．６倍で計算すると，５７×１２ヶ月×１．６倍＝１０９４ｋＷｈ／年
４倍で計算すると，５７×１２ヶ月×４倍＝２７３６ｋＷｈ／年

２３円／ｋＷｈとすると約２５，０００～６３，０００円／年ということになります．
エアコンを使用しない時期の電気代が５，０００円／月程度であるのに，
冷蔵庫だけで６３，０００円／年も使っているというのは計算が合わないので，
４倍とかいうのは，新しいのに買い替えさせようとする思惑の数値だと思えますね．

まっ，最後はあまり根拠もなく科学的でもなくなっちゃいますが，
およそ年間２５，０００～３０，０００円くらいの電気代がかかっていると思いましょう．
他人様のブログでワットチェッカーで測った値などからみても
だいたいこのくらいが妥当な値のようですし．

で，先に挙げた最新・最省エネの冷蔵庫にすると
１９０ｋＷｈ／年で４，３００円／年 程度ということになります．
これと比較しちゃうと，今のは２０，０００～２５，０００円／年も
余分に電気代を払っていることになるので，
新品買っても５年ほどで元が取れる計算になりますね．
これなら，買い替えした方が得かもしれません．

が，しかし，
これまた他人様のブログでワットチェッカーで測った値などからすると
最新冷蔵庫でもカタログどうりの消費電力とはいかず，
どうやら８，０００～１２，０００円／年とかになるみたいです．

それに，欲しい冷蔵庫が最安価格で買えるわけでもないし，
旧品の引き取り・リサイクル料なども含めて考えると，
新品購入しても償却期間が１０年近くとかになってきちゃいます．

うーん，これだと今すぐに壊れてもいない冷蔵庫から新しいのに買い替えるのが，
本当に得なのか，エコなのか，難しくなってきちゃいますねぇ．

どうしたもんだか．