パッシューン!
昨夜はフロア鍵当番ということでしたが,
なんとかギリギリ日付が変わる前に会社を脱出し,
珍しく東風=追い風を受けてコメットさんでバビューンと帰るぜ!
と,走り出したものの,1km半ほど走ったところの交差点を通過してたら,
「パッシューン」という抜群にキレのいいサウンドが響き渡りました.
空気が冷たいからなのか,深夜の静寂の中でS/N比がいいからなのか,
本当にいいサウンドでした(笑)
が,当然ながらこれは同時に物凄く凍りつくような音なわけで,
その後の「ゴトゴトゴト…」というバイク全体の激しい振動を看取する前に
現実に何が起こったのかをボクは反射的に理解しました.
ご覧のように,一瞬にしてパンクです.バーストに近い感じ.
ってことは,画鋲や釘などが刺さってパンクとかいう生易しい状況でないのは明らか.
タイヤそのものが1.5cmくらいザクリと切れてました.
もー絶望感でその写真すら撮る気になりませんでしたし,
その原因となるブツを暗闇で探すような無意味なこともしませんでした.
タイヤのカーカスコードがザクリと切れているわけですから,
いくら予備チューブに替えても,あるいはチューブの切れた部分をパッチ修理しても,
空気を入れればタイヤの切れ目からチューブがプクッと顔を出して,
パァーン!でしょうね(哀)
その場にコメットさんを置き去りにして,歩いて帰るか→深夜に20km近くも歩くのは嫌
歩いて会社に戻って社有車借りて帰るか→それは公私混同だよな
じゃ電話でタクシー呼んで帰るか→結構高いだろうな,もったいないな
友人を叩き起こして…→そりゃぁ,あまりにも非常識だよね
ってことで,とにかくダメモトでパンク修理をやってみることに.
いちおう必要な工具は携帯しているハズなのでね.
で,チューブは予備のものに替えるとして,タイヤをどうするかが問題です.
タイヤの裏側からチューブ用の当てパッチを二重にして貼ってやりました.
本当は布製のガムテープとかグラステープとかがあれば,
さらに裏側からそれを貼れば安心感が増しますけどね.
というか,後で同僚の方から聞いたんだけど,
タイヤの内側に貼る専用のパッチが市販されているんですね.
そういうのも携帯すべきなんですね.
ともかく暫定応急対策,少なくともこの状況ではやれることはやったわけで,
この状態で組み付け直してタイヤに空気を入れます.
ただ,目いっぱい空気入れるとタイヤの裂け目からパッチが顔出して
オジャンになってしまいますので,かろうじて支えられる程度の空気圧にとどめます.
当然ながら,ゆっくりしか走れない程度の空気圧ですし,
段差ではリム打ちが怖いのでサドルから腰を浮かして恐る恐る通過するわけです.
このプニュプニュ感が溜まらなく不快で,じれったいです.
帰宅してタイヤを確認したら,ご覧の通り.
もう破裂寸前ってな状態に見えますね.
ヤバイヤバイ.というか,よくぞここまで保ってくれたな.
実はさらに問題発生してまして,
組み付け時にどういうわけか,
内装3段変速のシフター(後輪側)がまともに取り付けられず
結局1速固定のままになってしまいました.
暗いところでまともな工具もなく,
どのみちこんなタイヤでは速度も出せないのでそのまま走ってきたわけです.
さらにさらに,これは単に調整不足なだけですが,
後輪のセンター出しが甘いためでしょうが,
チェーン落ちが2回も発生するし,ブレーキ引きずりも出てるし…
まぁ,再調整するのも面倒なので騙し騙し走ってきましたけどね.
いや~,心が折れそうになるとはこういうことなんだな.
なんとかカラ元気を絞り出して,やっと自宅についたのはもう午前2時近くでした.
ホトホト疲れ果てましたよ.
疲れ果てているものの,気持ちと身体をガンガン鼓舞して走ってきたわけで,
思いっきり覚醒してしまってるんですね.
寝られない(@_@)
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コメント
mixi Voiceはこういうことだったんですね。
御社の出荷した製品(?)に農薬とかじゃなくてよかったです。
投稿: 並さん | 2014-01-30 16:24
>並さん
エンジンオイルの中に農薬混入されてたりしてね.
まぁ,命に直結するというほどの怖さはないですが…
という事件でもなく,極めて個人的な出来事だったってわけです.
投稿: JET | 2014-01-30 21:45