ねんきん
今日はフロア当番なのですが,
ちょっと真面目(?)に年金について考えてみました.
もうそろそろ気になる歳頃ですからねぇ(^。^)
先日,“社会保障制度改革国民会議”てなものから,
「今後は年金受給開始年齢を現在の65歳から68歳とか70歳に引き上げるべきだ」
みたいな議論がでたらしい.(2013年6月)
日本の年金問題としてどうあるべきかの議論はいろいろな視点があると思いますが,
個人的には,そうあくまでそろそろ老後を考えてみたくなったボク個人としては
日本のあるべき論よりも自分自身がいつから年金が貰えるのかが最も気になるところです.
だって,なんといっても自分の生活が一番大事ですからね.
(なので,政治的なコメントは控えてくださいね)
ところで,このような年金支給開始年齢の引き上げ議論は以前に何度もあったし,
実際に過去にも今も年金支給開始年齢は引き上げられてます.
今年,2013年(平成25年)からも段階的に引き上げが始まってます.
これは複雑な年金体系のうちの
“特別支給老齢厚生年金の報酬比例部分”というのが対象で,
2013年から3年ごとに60歳から1歳づつ引き上げられるということです.
つまり,今年より61歳からになり,2016年より62歳からになり,…
2025年より65歳からしかもらえなくなるというわけです.
(ただし,男性の場合)
ボクは1962年生まれで,65歳になるのは2027年なので,
少なくとも65歳前には年金をもらえないことが確定というわけです(-_-;)
(ただし,繰上げ請求をすればもらえます.その分,支給額が減額されますが)
ここでさらに,年金支給開始年齢が引き上げられるとなると,
手が届きそうなのに(支給開始年齢に達しそうなのに)逃げられる(引き上げられる)
というなんとも切ないことになってしまうかも知れません.
というより,老後のライフプランが立たないとか,破綻するリスクが出てくるわけです.
うーん,“アーリーリタイア”を夢見るボクとしてはなんとも悩ましい問題ですなぁ(~o~)
しかし,過去の支給開始年齢引き上げの歴史を見ると,次のようなことが分かります.
A)年金と言っても複雑な年金体系の全てを一括で支給開始年齢引き上げしていない.
事実,今年より引き上げが始まったのは年金のうちの
“特別支給の老齢厚生年金の報酬比例部分”だけです.
(他は既に全て65歳からとなってしまっている.)
B)引き上げは3年に1歳づつなど段階をおって進められる.
C)法改正を伴うため,決定から数年~10数年後から実施が始まる.
まぁ,なんらかの準備期間・緩和期間を設けるというのは当然のことでしょうね.
これらのことからすると,今時点から引き上げの議論が国会でスタートして
とんとん拍子で法改正が決まったとしても,
実施されるのは今の“報酬比例部分”の引き上げが完了する
2025年以降だと考えるのが妥当ではないかと思えます.
その後,3年に1歳づつの引き上げがあると仮定してみましょう.
2028年より66歳から支給開始となります.
ボクが65歳になるのは2027年なので,
これであればボクは65歳から年金がもらえる計算になります.
もう少し厳し目にみて2年に1歳づつの引き上げだとすると
2027年より66歳から,2029年より67歳からの支給となり,
ボクは2028年で66歳になったときから年金がもらえる計算になります.
この場合だと1年分目減りしてしまうことになります.おぉ残念(T_T)
でも,上述のA)のように年金すべてが丸々1年分目減りすることはなさそうなので,
これが決定打となって老後のライフプランが破綻するということにはならなそうです.
まぁ,楽天的な考え方かも知れませんし,
逆に若い人はこれ読んでも悲観的にしかなれないでしょうけど.
こんな世の中ですからある程度楽天的に考えないとね(^_^)
まっ,明日はどうなるか分からないですし(爆)
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コメント
払う方としては平均で何年分払わないといけないか?が基本なんでしょうか?
長生きすれば、その分支給を遅らせるみたいな。
それに呼応して企業の定年も65歳に引き上げられるようですし、なかなか楽にならないですね。
自分の場合は微妙な収入でもちょっとずつ働きたいので、労働環境がどうなっているかに関心があります。
珍しく…もとい!自分らしく真面目に書いちゃいました。
投稿: 並さん | 2013-06-12 12:09
>並さん
世代として長生きするならば,その分支給を遅らせるってことなんでしょうけど,
そういうことは当初は何も検討されてなくて,
その場しのぎ的に支給開始年齢を引き上げてきている感じですね.
こういうものは平均寿命なり平均余命なりに連動して変えるように
最初からルール作りをしておくべきですね.
そうすれば事前の覚悟もできるし,不平等感は減りますからね.
支給開始年齢引き上げはサラリーマンの定年延長とセットでの議論になるでしょうが,
それでも企業が対応できるかどうかは微妙でしょうね.
法整備だけでは実態は追従できない場合が出てくるでしょうから.
現に今65歳までの雇用が求められていますが,
それを希望して65歳まで働けても生涯賃金は増えないパターンも多々あります.
それでも,働いていたいという人には良いでしょうけど,
ボクみたいに会社嫌いの人間にはなんの意味もありませんからね.
投稿: JET | 2013-06-12 18:56
まぁまさかこんなに平均寿命が伸びるとも思っていなかったんでしょうね。
100年ぐらい掛けて伸びるならまだしも、世代が入れ替わる前ですし。
それ以上に、働きたくなくてもどこかで収入がないとちょっと遊ぶカネも無くなりそうな老後の自分、親父と同じ46で死ねずにもうちっと生きることができそうなんで、これもまた計算外であります。
投稿: | 2013-06-14 11:06
まぁ確かにここまで平均寿命が伸びるとは想定してなかったのでしょうが,平均寿命が変化しないと仮定してルールを作ってしまったというのも間抜けな話でしかないですよね.
まっ,並さんのように能力のある人は歳取ってもちゃんと仕事はみつかりますよ.
ただ,昔ながらの年功序列人事をいまだに踏襲しているような企業では定年延長をまともに取り入れるのは経営上難しくなってくるでしょうねぇ.
もっともそんな企業は早晩潰れていくでしょうけど.
投稿: JET@会社 | 2013-06-14 12:42