バースくんのギヤ比
さて,バースくんこと17バイシクルのバースィズ222のギヤ比について
ちょっとおさらいしてみたいと思います.
ほんとはじっくり乗ってからにしたい話題なのですが,
ここのところ天候不順続きで乗れてないんですよねぇ.
バースィズ222の標準というか吊るしの状態では,
フロント・リングギヤがやたらとでかい62T,
リヤ・スプロケットが極小の9Tという組み合わせ.
ギヤ比としては62/9=6.89
タイヤは8.5インチという極小径で周長は0.678mしかないので,
ギヤ比を大きくするのは当然なんですが,
クランク1回転当たりの進む距離GD値は
0.678×6.89=4.67mという値です.
この値が大きいのか小さいのかピンとこないでしょうから,
他のバイクと比較してみましょう.
極小径車の定番キャリーミーはGD=3.58m
同じ17バイシクルのエクスウォーカーはGD=3.50m
高級サス付極小径車のKomaはGD=3.70m
そして,ボクの持っているバイクだと
A’-bikeはGD=3.26m
ストライダ3.0=3.95m
バースィズ222がいかにハイギヤに設計されているか分かるかと思います.
ケイデンス100rpmだと28km/hも出る計算です.
こんな極小径車でそんなスピードで巡航しないでしょ.
取扱説明書にはバースィズ222の常用速度として
10~15km(たぶん毎時でしょう)と書いてあります.
それならば余計にこんなハイギヤの設計はあり得ないでしょう.
そもそも,同じ17バイシクルの8.5インチ極小径車であるエクスウォーカーが
GD=3.50mとまぁまっとうな設計になっているのに,
どうしてバースィズはこんなヘンテコな設計になってるんでしょうかねぇ.
ましてや,バースィズはセミリカンベントの乗車姿勢なので
登り坂にはめっぽう弱いです.立ち漕ぎできませんからね.
ならば,余計にややローギヤに設計すべきだと思うのですが…
そこで,ボクのバースくんはリヤ・スプロケットを標準の9Tから11Tに変更してもらい
その状態で納車してもらったわけです.(上図の黄色い矢印の部品ですね)
これだと,GD=3.82mとなります.
100rpmで22.9km/hの計算です.
それでもまだややハイギヤですね.
登り坂だとたとえ緩い坂でもまだ辛いかもしれません.
となると2速にしたくなっちゃいますが,どうしましょう.
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