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リバース走行

日産のリーフがリバース走行で世界記録を樹立したそうである.

このニュースソースを初めてみた時の印象は,
「なんとも中途半端にバカな企画だなぁ」です.

まぁ,ドライバーはスタントマンだそうなので,
それはそれで良かったですねといっても良いのですが,
これが日産(メーカー本体か現地ディーラーかは知りませんが)の
プロモーションの一環であることは丸分かりなわけですから,
そういう目で見ると関係者には失礼ながらなんだかなぁと思うわけですよ.

たまにリバース走行(バック走行)でやたらとスピード出す人を見かけますよね.
個人的な意見としては前進は状況によりスピード出すのは良いですし,
むしろ車に乗るならある程度のスピードは出すべきだと思っていますが,
後進は基本的に徐行すべきというスタンスです.
10km/hも出せば十分です.
それ以上出せない車を作るべきだと思ってます.

それをいくらEVでリバース走行でも簡単にスピードを出せるよう出来るからと言って,
こんなことを自慢気にされることには強い嫌悪感を覚えますね.
だいたい,これがEVのアピールポイントでもあるまいし.

まっ,と言って目くじら立てるほどの話ではなく,
単なる話題作りのおバカ企画としてやっているんでしょう.

としたら,逆におバカ度合があまりにも低くて中途半端だなぁと思うわけですよ.
単純にスゲーとかバッカでぇ~とかヒョエーとか直感できないしね.
あっそう,だからどうしたの? ってな感じ.
まっ,「日産リーフ」「世界新記録」だけ印象に残ればめっけもんということなんですかね.

それとも,あのカッコ悪いリーフもリバースで走る姿は意外とイケてるとでも思わせたい?

リバース走行と言えば,20数年前に悪路耐久試験のひと項目で
悪路(促進試験のために市場の悪路を何倍にもした凸凹路)を
それなりの速度でリバース走行するというものがありました.
もちろん,いじわる的にそういう入力も加えるということが目的であり,
実際にお客さんにそんな無茶な運転をしてもらうためではありません.

曲がりくねったコースではないけど
オーバルコースのコーナー部分もある一車線幅の悪路を
リバース走行で決まった一定速で走らせるのは結構難しかったですねぇ.
簡単にフルバンプまでしちゃうような悪路と車速の組み合わせなので,
正直ドライバーの首の耐久試験じゃないかとも思えましたよ(笑)
でも,車によって走りやすい車とそうでない車とはっきり違いがあるんですね.
しかも,不思議とそれがメーカーによって分かれるんですよ.

 

閑話休題.

EVと言えば,
先日もここで話題にした,トヨタ車体の新型コムスが発売になりました.
価格は補助金使うと実質60万円以下ということで予想報道の最安値でしたが,
個人向けモデルとなると70万円越えでちょっと割高ですねぇ.
それ以上にガッカリなのは,なんとバッテリーが
リチウムイオンではなく,なんとなんと鉛電池ってことです.
えっ,10年前の電気自動車じゃあるまいし,今さら???

確かにコストを抑制するには何がなんでもリチウムイオン
という発想はすべきではないのは賛成ですし,
鉛バッテリーでこの性能は頑張ったのかもしれませんが,
だったらこの半額くらいで作らないとねぇ.
このコムスによって益々EVの将来は前途多難だということが鮮明になっちゃいましたね.

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