ラブ注入!
2速仕様のストライダ (Sport Duo) ですが,
先日の日記でも少し触れたように最近になってフロント変速機あたりから
「ヒャーヒャー」と妙な音が出るようになってきちゃいました.
ストライダ (Sport Duo) の内装変速機はフロントのプーリーに
スイス schlumpf 社の speed drive というものを組み込んだものです.
日本ではほとんど流通してないモノです.
内装変速機というのはほとんどメンテナンスフリーだと思い込んでましたが,
調べてみるとこの speed drive はどうやらそうでないようですね.
schlumpf 社のホームページによると
「2,000~3,000マイル毎にモリブデングリスを注入せよ」
と書いてあります.
フリクションを低減するために完全シールの密閉構造ではなく,
徐々にグリスが流れ出る構造になっているらしいです.
まだ,ストライダを購入してから500マイルちょっとしか走ってませんが,
夏場の暑い日に長距離連続で走っていたりするので,
グリスの流出が早まったのかも知れません.
それとも空輸の時に気圧の関係でグリスが流出したかな.
というわけで,グリスアップしましょう.
おそらくモリブデングリスでなくても良いでしょうから,
温度変化に強く,スプレー式で注入しやすく,手元にあった
シリコーングリスで代用することにします.
プラスの小ネジ(黄色の矢印)を外し,その孔から注入します.
ただし,speed drive は二重構造になっているので
内側の孔と位置を合わせて注入しなければなりません.
位置を合わせるにはギヤをハイ側に入れて回転させれば,
外側と内側のケースが少しずつズレて回転していき(だから変速しているわけで)
あるところで外側の孔と内側の孔が一致します.
そこでスプレーのノズルを孔に入れて,ラブ注入!
ラブ注入じゃなくて,ルブ(リカント)注入ですね.
一度切りのスプレーでは内部全体にグリスが行き渡らないので,
スプレーしては回転させてを何度か繰り返して作業終了.
はてさて,異音解消となったでしょうか?
どうやら,とりあえず成功という感じです.
異音は解消されました.
走りそのものは変わらないようですけどね.
これからも,気が向いたときにグリスアップするようにしましょうかね.
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