キャブ 大いなる勘違い
最近は朝晩めっきり冷え込むようになってきたので,
ff-1もしっかり暖気運転が必要になってきました.
始動自体は3~5回くらいアクセルをバタバタとして
加速ポンプから生ガスをキャブレター内に噴射してからセルを回せば,
一発でかかるというコツが分かってきたので今のところ問題ないのだが,
問題はその後にファーストアイドルが上がらずに
ずーとアクセルペダルで調整してないとエンストしちゃうってこと.
暖まるまでの5分ぐらいは身動き取れないし,
走り出しても減速時にはヒール&トゥでアイドリング維持しないといけないのは結構辛い.
実は去年もこんな状態で一冬越したわけだが,
昨冬とは通勤環境が異なるのでちょっとなんとか対策したい気になってきました.
そこで,どうしてファースト・アイドルが上がらないのかをじっくり考えてみることに.
可変ベンチュリ・キャブで育ったボクには2バレルキャブはイマイチよく分からないので,
本で調べてみる.
そこには,ふつう,キャブにはチョークを引くとスロットルバルブを少し開いて
アイドル回転を上げるような“ファースト・アイドル機構”が付いていると書いてある.
それで,予備のキャブをじっくりと眺めてみると...うーん,そんな機構が見当たらない.
あちこち,動かしてみてそれぞれの動きをよーく観察すると...気が付いてしまいました.
上左の画像はキャブ単体をやや下から写したものですが,
ピンクの↑部分と赤い↑部分は同じ一枚のプレートで,
リンクによってチョークと繋がっています.
青い↑部分はスロットルバルブと同軸で回転します.
上右の画像はチョークをフルに引いた状態にしてみたところですが,
黄色の↓,→で示したようにスロットル・バルブを少し回す(=開ける)ように動きます.
要するにここがファースト・アイドル機構です.
では,なぜこのファースト・アイドル機構がちゃんと機能しないのか.
そう,タイトルにもつけたように大いなる勘違いがあったからです.
以前のブログで書いたアンローダー・レバーうんぬんの記載が全く間違っていたんです.
ここに正しい状態に訂正します.
左が正しい状態.
チョークを引くとリンクによってファースト・アイドル・カム(?)が黄色の↓のように動いて,
上述のようにスロットルを少し開きます.
右が間違った状態.これではチョークを引いてもスロットルは開きません.
で,既にオチがお分かりのように,ずーと間違った状態になっていたわけです.
昨冬も間違った状態だったのでしょう.
ちなみに,アンローダー・レバーの方はどうなったんだ? という件に関しては,
このキャブには付いてないという結論です.
チョーク全閉状態でスロットルを開けてもチョークは閉じたままってことですね.
いちおう,2バレルのプライマリー側しかチョークで閉じられないので,
スロットルを大きく開ければセコンダリー側に空気が流れるので
とりあえずそれなりの混合気がエンジンに入っていくということでしょうか.
うーん,やっぱり2バレル(ストロンバーグ型)・キャブはよく分からんな.
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コメント
アイドルとか黄色とかキャブとか、、、
好きですねぇ。
ボンネット開けてもイマイチ物足りなさを心のどこかに感じるのは、
アイドルアジャスタスクリュをクリクリクリしてないからなんだなぁ。
投稿: ギ | 2006-11-24 21:47
ギさん,あちこちで下品ネタ出してない?
投稿: JET | 2006-11-25 09:19
あ、、すみませんでした。
削除お願いします。
投稿: ギ | 2006-11-25 18:44