
先週日曜日に参加してきたアイドラーズ12時間耐久レースについて,
きちんと書いておきましょう.
正式には「アイドラーズ・ゲームズ 12時間+5分 耐久」と言うようです.
別に5分にこだわるわけではありません,
“レース”ではなく“ゲームズ(Games)”と呼んでいるんです.
この意図するところは,勝つことが第一目的ではなく,
かといってただ参加することだけが目的でもなく,
参加者全員が目一杯楽しむことが一番大切なことだということでしょう.
だから,JAF公認でもないし,競技ライセンスも必要ないし,
厳格でがんじがらめのレギュレーションがあるわけではないのです.
ボクはクルマ大好きだし,クルマで走るのも大好きだけど,
人と争って勝った負けたをやるのは別に好きじゃないし,
クルマ好きだからこそクルマを虐めてまで争うのは気が引けてしまう.
また,レギュレーションに縛られて楽しくなくなるのも,
逆にレギュレーションの裏を斯くようなことをやって
他人を出し抜こうなんていうのも嫌いだ.
そういう意味でも,こういう緩~い“Games”というのは歓迎なわけです.
ただ,それもチームによりけりで,今回参加してみても,
「こいつら何考えてんの? マジでやりたきゃちゃんとしたレースに出ろや」と
言いたくなるようなチームもいたのは事実.
でも,今回ボクをゲストとして招いてくれたチームは
本当にみんな楽しく,でもひとりひとりが一生懸命と完走目指して頑張って,
その過程と最後の瞬間の感動を共有しようという思いに溢れたすばらしいチームでした.
クルマはシトロエンAX GTi エンジンほぼノーマル,
タイヤはヨコハマ・ネオバ(周りの多くはSタイヤ),
サスはノーマルの車高下げ程度のほぼ素の状態なので,
速~いマシンとはラップ30秒以上のタイム差があるから,
あっという間に背後に迫ってきてブチ抜かれていく.
全部で126台も走っているんだから,もうひっきりなしに抜かれ続けている感じ.
常に後ろばかり見て走っていると言ってもいいくらいだし,
ミラーだけでは確認できずにサイドウィンドゥ越しに,
さらにはリヤ・クォーター・ウィンドゥ越しにまで首振って確認しなくちゃならないほど….
こっちから見れば速いマシンで無理して抜いて行くんなら
ちゃんとドラテク身に着けんかいと言いたいところだが,
向こうから見れば邪魔だぁちんたら走ってんじゃねぇなんて思ってる人もいるんだろうねぇ.
でもね,これがGamesなんだよね.
様々なレベルのクルマに色んなレベルの人が乗ってる,だから楽しいんだよね.
それを理解してない人は哀しいことにクラッシュしちゃったりしてるわけでね.
ボクらのチームはほぼ事故なし,
でもマシントラブルに関してはホイールの緩み,オーバーヒート(給油中),
ブレーキパッド交換など色々ありましたが,それもまぁ耐久らしさというところですかね.
一応,結果は12時間+5分を走りきって179ラップスして,
全体では126台中96番目,
ミニ以外のフェローズと呼ばれるクラスでは81台中63番目となりました.
もし,次があるとしたら(?),目指せ200ラップスでしょうかね.
最後に,ほんとに長く楽しい一日を共に共有できたチームの皆さん,
他の参加者の皆さん,そしてオフィシャルの皆さん,
お疲れ様でした&ありがとうございました.
ボクが合間に撮った写真はこちら(↓)
http://jet-stream.cocolog-nifty.com/photos/060625_idlersgames/
またまたヘルメットにD-snapを貼り付けて撮った動画は後日UPします.乞うご期待.
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