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「外国人ジャーナリストだから見抜けた 日本の国難」を読了

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SB新書の「米国人ジャーナリストだから見抜けた 日本国難」
マーティン・ファクラー著を読み終えました。

著者は1996年からブルームバーグ東京支局、
2009年からニューヨーク・タイムズ東京支局長など日本在住が長く、
今でも日本を拠点にフリージャーナリストとして活動しているそうです。
今まで知りませんでしたが幾つかの日本語の書籍を著しているようです。

以前にBS-TBSのテレビ番組で「外国人記者は見た!」という
日本で活動している外国人記者が何人か集まって討論形式で進行する番組があり、
客観的でかつ様々な視点で物事を見るにはなかなか面白く勉強になるので
毎回録画して観ていたのですが、
昨年の秋にあっけなく番組終了となってしまいました。

似たような構成の番組はそれ以来出現してませんので
多くの日本人視聴者には人気のない番組だったのか
それともなんらかの外圧で干されてしまったのでしょうかねぇ(汗)

日本のことだから日本人の言ってることが正しいとか
外国人記者の方が国際感覚に勝っているとか
そう思っているわけではないですが、
やはり違う視点で、あるいは客観的な視点で物事を見るのは大切ですから
この本も期待して読んでみました。

 

素直な感想としてはちょっと期待外れな感じがしました。
内容的には日本人記者でも言っているというか
まぁどこかで聞いた話だよなぁという程度のことしか書かれていません。
ただし、文章は極めて平易で理路整然として分かりやすいもので
その辺の日本人よりよっぽど日本語が巧いなと感心しましたけどね。

もちろん、「日本スゴイ!」系の日本メディアのぬるま湯に浸かってる人には
あまり心地よくないことも書いてあります。
バブル崩壊後の失われた20年(30年か)、少子高齢・人口減少、災害など
日本には何も良い要素がない、それなのに何故か破綻しないのが不思議であり、
そこが日本の強みである、と皮肉っぽく書かれてます。

また、「日本はアメリカのポチ」とか「安倍はトランプのベータメールだ」など
(群れで支配するボスをアルファメール、その他大勢のオスをベータメールと呼ぶ)
少々過激なフレーズも用いられてはいますし、
「日本だけが世界で唯一うまくいった“社会主義国家”」という面白い表現もあります。

とはいえ、やはりちょっとインパクトに欠ける内容かなぁと感じてしまいました。
でも、それは裏返すとここに書かれているほとんどのことは
ボク自身がそうだよなぁと感じていることなわけで、
今までとは違う視点をという欲求を満たしてはくれなかっただけとも言えます。

 

唯一、えっマジでそんな考え方をしているのか?と違和感を持ったのは
英国等の外国王室と比べ皇室報道が異質な理由を次のように捉えている部分です。
(以下引用)

 日本人の多くは、憲法に書かれているように象徴天皇を心の芯の部分で思い
描き、自分たちの中心であると感じているのだろう。だからメディアも市民も、天皇・
皇后を攻撃的に批判したり、天皇家解体論を唱えたりしない。「天皇が中心にいてくれ
たほうが日本社会は安定を保てる」という暗黙の了解があるのだ。(引用終わり)

確かに攻撃的に批判する人はかなり少数派だろうけど
そこまで積極的に天皇を崇める人が主流派でもないと思いますけどねぇ。
それでも、こういうところを上手く利用してきているのが
中世の藤原家だったり、戦後のGHQでありったり、今の安倍政権=日本会議
だったりするのかも知れないですけどね(汗)

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