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新書「世界は四大文明でできている」を読了

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NHK出版新書の「世界は四大文明でできている」橋爪 大三郎著を読みました。
「企業トップが学ぶリベラルアーツ(=本物の教養)」とも書かれているように
有名企業の幹部に向けた内容の本という位置づけとなっています。

なので、早期リタイアしてしまった人間が読んでも意味がないかもしれないし、
そもそも有名企業かどうか怪しいですし幹部(候補)でもなかったわけですが、、、
まぁ興味本位で読んでみたわけです。

帯にも書かれていますがここでの四大文明とは
「キリスト教文明」「イスラム文明」「ヒンドゥー文明」「中国・儒教文明」とされてます。
ですから、世界史の授業で習った世界四大(古代)文明である
「メソポタミア文明」「エジプト文明」「インダス文明」「黄河文明」とは違います。

そもそも“文明”という定義が違っているわけなのですが
イメージ的には文化圏というものに近いのかも知れませんが、
住んでいる地域的な区分ではないので宗教圏というくくりに近いのかも知れません。

実際にそれぞれの文明の説明においても
それぞれの宗教についての説明が中心の内容となっています。
ちょっと宗教というと日本人にはあまり表だって議論したりするのを躊躇う部分もありますし
ボク自身もこのブログで言及するのは少し抵抗を感じるところもありますが、
この本ではなかなかツボを抑えた感じですごく分かりやすく書かれています。

「なじみがなく、理解しにくいものは、論理で、順番に、理解していくのがいいと思います。
 数学で、二次方程式を習ったとき、微分や積分を習ったとき、定義や公式で、順番に
 習っていきませんでしたか。」

というスタンスで書かれているので、理系の人間にはすごく理解しやすいんですね。

 

この本を読むと確かにキリスト教やイスラム教などの国々、人々が
いかに日本人とは違った価値観・人生観・思考回路を持っているのかが
よく分かります。ある意味日本人は変わっているとも言えますし、
だからといってどれが良い悪いでもないですしね。

最後の章ではその日本について書かれていて、
そもそも日本は文明なのか→文明ではない
(多様性を抱えるが故に普遍的価値を体現しているのが文明なので日本にはない)
から始まって、日本のカミ(大陸から神という文字が伝わる以前の古代日本の神)
とは何かとかカミと仏の関係は(関係なし)とか
空気の支配、ムラ原理などなどにも言及されています。

全体的に非常に分かりやすく面白い内容になっていました。
確かに、現役時代に読んでいたらためになったかもと思う一冊でしたね。

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