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新書「がんばると迷惑な人」を読了

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新潮新書「がんばると迷惑な人」 太田 肇 著を読みました。

前々回の読んだ「仕事なんか生きがいにするな」泉谷関示著について
仕事を生きがいにすると周りが迷惑する的な内容かと読む前に思ったと書きましたが、
むしろ今回のこの本がそのような内容に近いビジネス書といえるものですかね。

現実には逆境を撥ね返して本当に必死に頑張って生きている人もいて
この本はもちろんそんな方たちを揶揄する意味ではありません。
誤解されないように書くなら「無意識にでもがんばってるフリをしている迷惑な人」
もしくは「がんばってるつもりになっている迷惑な人」
ということになるんじゃないでしょうか。

農耕社会や高度経済成長期の(大量生産)工業社会では
誰もが一生懸命がんばれば良かったし
そもそもがんばるという方向性がはっきりしていた。
けれども時代は変わって今は、
がんばり=仕事の量ではなく仕事の質が問われているということです。
仕事の量を追えばおのずと仕事の質が疎かになり劣化すると。

全員が全員そうだったと決めつけることはできませんが、ボクが
現役サラリーマン時代でも忙しいを連発して深夜まで残業している人や部署、
あるいはいつも工数(人)不足を嘆き増員を要求している管理者や部署ほど
傍から見てると後手後手に回るような仕事の進め方をしているようだし、
そのつけや余波がこちらにもおよぶといい迷惑だなと思ってましたね。

つまり、このような「がんばると迷惑な人」ってのを意識していましたから
この本もあぁなるほどなるほどという感じで納得して読めましたけど、
たぶんがんばってる本人は自分が迷惑な存在になっていることに
気が付かないでしょうしこの本を手に取ることもないんじゃないんでしょうかね。

 

じゃぁどうするかというと、
個人レベルではがんばらないようにすればいいだけですが(笑)
組織としてどうすればがんばらずに仕事の質を上げられるかについても
いちおうこの本の中では幾つかの提案・提言がされてます。

組織のフラット化とかオフィスのレイアウト変更とか
あるいは均質ではなく異質な人材でのチーム結成とか
あぁなるほどと思う部分も多くあるんですが、
残業代ゼロ制度の導入や表彰制度の充実ってのは
まぁうまくいかないんじゃないかと思いますね。

というのもボクが長年勤めていた会社もかなり保守的な部分があって
がんばると迷惑な人が結構たくさんいたわけですが、
職制は残業代ゼロでしたし全社員対象の社長表彰制度などもありましたけど
それががんばると迷惑な人の減少に貢献していたとは思えませんでしたから。

表彰制度などは目標管理と同じことですが
その個人の業務分掌と成果の責任範囲をこと詳細に規定した上でなければ
誰ががんばってるつもりの迷惑な人なのか真に質の高い仕事をした人なのか
客観的に判断することはできないですからね。

 

でも、一方、自分でいうのもなんですが、ボクみたいなちょっと変わり者というか
反同調性を持つ人間(でも協調性はそれなりにありますよ)でも
30年以上もいろいろありながらも仕事を続けられたというのは、
異質な人材でのチーム結成を取り入れている
ある意味で進歩的な会社だったのかもしれないですね(爆)

ちなみに、この本の中でその異質な人材のチーム結成についての段落では、
前回紹介した「働かないアリに意義がある」長谷川英祐著
本が引き合いに出されていました。
なんだかボクの読書における世間は狭いみたいだな。。。

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コメント

サビ残やるやつはほんとに迷惑
みずから労働の価値を下げてるし、他人の価値もそれにひきづられて下がるから

投稿: | 2018-02-04 19:04

>名無しさん

コメントありがとうございます。

投稿: JET | 2018-02-05 02:13

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