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「誰が『働き方改革』を邪魔するのか」を読了

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光文社新書の誰が「働き方改革」を邪魔するのか 中村東吾著を読みました。

もうボクは早期リタイアして無職の身ですから
「働き方改革」といわれても他人事となってしまうのですが、
面白そうなので読んでみたわけです。

現役時代でも「働き方改革」は叫ばれていましたが
過労死、ブラック企業などの言葉とともに語られることが多く、
その時の感覚では長時間労働・長時間残業をいかに減らすかや
有給休暇をちゃんと取りましょうということが中心で
それに加えてメンタル予防としてパワハラ、セクハラ問題等が含まれる
程度のとらえ方しかしてませんでした。

今朝も偶然にもフジのめざましテレビで「働き方改革」を取り上げていましたが、
そこでも残業削減・時短しか話題にしていませんでした。

けれど、本書で扱っている「働き方改革」とはもっと広範囲にとらえていて
むしろダイバーシティ(多様な人材活用)という言葉の方がしっくりきます。
実際、本文内でも「働き方改革」より「ダイバーシティ」の言葉の方が
頻繁に出てきています。

少子高齢化・人口減少の日本にあって
ダイバーシティによって色んな人材を確保をしていかなければならない、
そのためには様々な働き方ができるように働き方改革をしなくてはいけないけど
それがなかなか掛け声だけで進まないのはどうしてなのか?
という内容なわけです。
本来の「働き方改革」というのはこういう意味なんでしょうね。

その意味ではボクが勤めていた某企業など、
フレックスタイム制を導入していながら
個人の事情だけでフレックスを使うのは止めましょうなんて言っちゃったり、
ウルトラ定時退社日と奇怪な名前をつけて
だれもかれも一緒くたに全員一斉に退社しましょうとか、
労働組合も管理職も有給休暇を計画的に取りましょうと
半ば強制的に有給休暇取得の低い部署や個人を指導するなど
これらはダイバーシティという観点からすると働き方改革には
むしろ逆行して画一的働き方の強要とも言えるものなわけです。

最近では厚生労働省が来年1月4日(木)と5日(金)に有給休暇をとって
11連休にしましょうみたいなことを言いだしてますが、
これもダイバーシティという面からすればナンセンスな話なわけです。
色んな人がそれぞれの事情で必要な時に有給休暇がとれるようにすべきなのに
国がこの日は有給休暇をとりましょうなんていうもんじゃないでしょう。

 

それで、この本の帯にも書かれている「壁の正体」ということについて
この本では名指しで犯人呼ばわりするほど明確には書かれてはいませんが、
簡単に言えば既得権益を得ているような人たちと
意識的でなくとも保守的で旧来の価値観に依存しているような人たちが
邪魔しているということになるのでしょう。

ボクが働いていた会社も業界もそんなに先進的なものではなく
どちらかと言うと旧来の価値観をたぶんに引きずっているところがあると感じてましたし、
機密関係や設備稼働などでの安全関係から
ダイバーシティは難しい面が多々あるかとは思いますが、
そうはいっても背を向けていては立ち行かなくなるのは目に見えてますから
さてさて今後どうなっていくのか見ものというところですかね。
あはは、完全に他人事として書いてますけど(汗)

でも、本心から働き方改革が進んで働きたいのに今まで働けなかった人が
その人に合わせた働き方ができるようになれば良いなと思いますよ。
もっとも、そうなってもボクが再度働くようになることはまずないでしょうけどね(^^ゞ

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